タカラベルモント株式会社(吉川秀隆代表取締役会長兼社長)理美容サロン事業本部は、9月19日(金)、東京・代々木の美容会館9F・TBホールで、2014年 後期記者発表会を開催した。
当日は、まず、ルベル事業部の活動骨子の説明に立った同社取締役理美容サロン事業本部副本部長・ルベル事業部長の吉川朋秀氏が挨拶。
吉川氏は、前年の事業テーマである“Beauty+1(ビューティプラスワン)”について触れながら、「現状、お客様との関係性を向上させることが急務である。とはいえ、メニューの実施頻度に目を移すと特に伸びているものがなく、すべて横ばい。そこには従来メニューにはない何らかの差別化が必要。そこで当事業部では、“プレミアム感”を重視したヘアカラーに力を入れ、差別化を図りたい」旨を述べた。
吉川氏によれば、他業種を含めヒット商品のキーワードには、この“プレミアム”という言葉が価値を生むキーワードになっているのだとか。そうした背景から、今年3月にはプレミアムなカラーメニューの第一弾として、キレイなヘアカラーの質感をキープするヘアケア剤『sona』を発表。
さらにこのたび10月には、その第二弾として、「大人女性をもっとステキに」をテーマにアルカリカラーラインの『マテリアG』をリニューアル。同製品は、アラフォー世代と言われる団塊ジュニアをターゲットとした製品。
団塊ジュニアは90年代の第二次ヘアカラーブームをけん引してきたヘアカラーに目の肥えた世代でもあることから、「単に白髪を黒く染めるのではなく、ファッションを楽しむように色をステキに楽しんでいただく、そんなヘアカラーを投入した。これにより、新たなヘアカラー市場を創造したい」と説明した。
さらに同事業部の活動として、“Beauty×Ecology”を取り上げ、「瀬戸内オリーブ基金、東日本大震災への支援活動も継続する」という社会貢献活動についても強調。また現在稼働している大阪工場と、建設中の滋賀工場の天井にはいずれも太陽光発電を設置し、電力需要の軽減にも協力する旨も話した。
続いて、同社理美容サロン事業本部副本部長・理美容事業部長の野口耕永氏が、理美容事業部の活動骨子を説明。
野口氏は、冒頭、消費税の8%改定による消費の鈍りについて触れ、「サロンの設備投資が減り、店舗の小規模化が進んでいる。明らかに今までとは違う印象である」とし、顧客層の変化について人口構造の変化や少子化傾向を挙げ、「今後は、サロン1軒1軒を回り、営業の原点に返って足元固めを行う必要がある」と述べた。
またそうした一方で、野口氏は、「サロンの生産性向上のため、サロンビジネスの転換を図るべき」旨を指摘。具体的には、アラフォー世代への提案が今後の鍵を握ってくるとし、「今年3月に発表した“3C世代のサロン創り”に力を入れたい」と話した。
3Cとは、「Cool」「Comfortable」「Cost perfomance」の頭文字を取った言葉。おしゃれで快適性を求め、なおかつ納得感のある価格を重視する、いわゆる“団塊ジュニア世代”の特性を表す。
3C世代は消費をけん引する層でもあるので、この層をターゲットに、いかに満足できるメニューや技術、サービスを提供していけるか。そこに当社の「人」「商品」「教育」「イベント」等を通じて発信しいきたい」と述べた。
あわせて野口氏は、「3C世代のサロンづくりの具体策として、理容市場においては“IKIMEN(粋男)”、美容市場においては“SUITE BEAUTY(スイート・ビューティ)”の2つを全国展開していきたい」とも説明。
“IKIMEN(粋男)”とは、2009年から始まったプロジェクトの第三弾。3C世代のメンズ客を満足させるためにサロンをサポートする取り組みとして行う。
“SUITE BEAUTY(スイート・ビューティ)”とは、3C世代のお客様に合った美しさの提案、心地よいおもてなし、女性を魅了するときめきをお届けするために、ヘアの基本メニューはもちろん、ヘッドスパ、ネイル、アイラッシュなどのトータルビューティの提案と、サロンの設備、環境、空間をトータルでプロデュースしていく施策。これらの取り組みを、北は北海道から南は福岡までの全国8拠点で展開していくと述べた。
その後、ルベル事業部化粧品マーケティング部 商品開発課、理美容事業部理美容マーケティング営業企画室、同ネイル営業部、同理美容マーケティング商品企画室、エステティックススパ営業部 エステッシモ スキンケア担当の6部署から、テーマに沿った施策の詳細と、そこに付随する新製品の発表が行われた。


ルベル事業部の活動骨子について説明する吉川朋秀同社取締役理美容サロン事業本部副本部長・ルベル事業部長


理美容事業部の活動骨子について解説する野口耕永同社理美容サロン事業本部副本部長・理美容事業部長