全国美容用品商業協同組合連合会(増保憲一理事長、以下全美商連)の東北ブロック(瀬戸紀夫ブロック長)は、9月21日、宮城県南三陸町の南三陸温泉・ホテル観洋において、平成26年度全美商連東北ブロック会議・宮城大会を開催した。開催の主管(開催ホスト県)は宮城県理美容用品商業協同組合(平山光信理事長)。
開催地となった南三陸は志津川地区を中心に多大な被害を被った町で、ホテル観洋は東日本大震災の際、3階のフロアまで津波の被害にあったものの、その後避難所として提供され、さらに復興のため現地入りした人たちのいわばベースキャンプとして活用された経緯がある。
ブロック会議は、午後1時に千葉孝幸氏(宮城県/(株)ビューティー・プロモーション・サポート)の開会宣言、司会進行でスタートした。
まずは瀬戸紀夫・東北ブロック長が「震災で痛手を被ったこの地で開催できることは喜ばしい。有意義な会議にしたい」と挨拶し、続いて平山光信・開催県理事長は「東日本大震災から3年半経過する。この志津川を望むこのホテルでみなさんをお招きした実りある会議にしたい」と挨拶した。
また全美商連から参加の理事長・増保憲一氏が挨拶に立ち「会場についてもご配慮いただいた。復興を象徴する会議としたい」。と述べた。
同じく全美商連から参加の石井紘一相談役は「私は東日本大震災の時に理事長であり、復興に向けて尽力してきた。震災後にこの地でブロック会議が開かれることは感慨深い」と挨拶した。
このあと出席者が自己紹介し、議長選出が行われた。ブロック長でもある福島県理美容用品商業協同組合理事長・瀬戸紀夫氏が選出され、議事が開始した。
議事は以下の4つ。
1. 東北ブロック各単組の活動・事業の報告
2. 全美商連報告
3. 次年度開催県決定
4. 26年度美容まつり抽選券の各単組割り当て
1.については、各単組から美容まつりや今年5月に開かれたアジア・ビューティ・エキスポの取り組みを中心に報告された。また各県独自のイベント開催や物品販売、リサイクル活動も報告され、地方色に富んだ努力や工夫がうかがわれた。
  2.については、増保憲一全美商連理事長よりアジア・ビューティ・エキスポの報告と総括が行われ、活発な意見交換が行われた。また今後の事業収入の柱となるべく「エバーテック」の販売について詳細な説明も行われた。エバーテックは透明な皮膜で手を保護する新感覚の保護剤で”塗る手袋”とも称されている。
  3.については、次年度は福島県開催と決定した。
  4.については、東北ブロック合計400セットを各県に割り当てた。
議事の最後に次回開催県の瀬戸紀夫・福島県理事長から決意に満ちた挨拶が行われ全議事は終了した。
夜は同ホテル宴会場で懇親会が催され15社のメーカーが加わった。被災地の美容師が率いるはねこ踊りとスコップ三味線による華やかな演舞も披露され大盛況のうちに二次会、三次会と流れていった。また参加者は太平洋を望む露天浴場で汗を流し3年半前の震災に想いを馳せた。
翌朝はホテルの運営する”語り部バス”に乗り戸倉地区、志津川町主要部を巡った。実際の被災体験をもつホテル従業員のガイドによる案内で、いまだ残る大震災の被害を目の当たりにし、参加者は復興への決意を新たにした。
モニュメントとして残る南三陸町防災対策庁舎廃墟の前では全員が黙祷を捧げた。