アンドロジン(両性具有):男女のファッションコードが混じりあう時、そこに退廃的な混乱が生じる。
サスーンアカデミーの今期の新作コレクションは、時代や地勢をまたぐジェンダーとアイデンティティーが、1930年の映画「モロッコ」に出てくるクールなモロッコ式のホテルとキャバレー、ビクトリア朝ロンドンのストリートチルドレンや与太者、景気後退後のスピリチュアルな新時代に再び脚光を浴びた魅惑的な姿形の堕天使、といった一連のプレゼンテーションによって描かれます。

モロッコ
1930年の映画「モロッコ」、そこには暑い砂漠の太陽とキャバレーの歌手エイミー・ジョリーとして中性的なエレガンスの典型をみせたマレーネ・ディートリッヒの演技のもとで、ジェンダーのずれが描写されていた。
妖しげなランジェリーは二重にエッジされたフリンジと、頭部を覆う釣鐘帽子のシルエットによって複雑に切り離されたヘアーラインを基にしたルックスにインスパイアされたものです。コールブラックとクールなブルーとレッドのトーンが頭部全体で混じり合い、溶け合い、層を形作る。

与太者
ビクトリア朝時代のロンドンでは、不注意な人々にケチなスリを働いたり、機転を利かせて糊口をしのぐストリートチルドレンやどぶさらい、与太者たちが通りを闊歩していた。実用重視の‘うるさくない’髪形は、曲がったエッジと波立つアウトライン、使い古されたディテールで、長時間持続するようにカットされる。自然な髪は、考え抜かれたカラー配置が施されたカットが強調する、落ち着いた感じのニュートラルな色彩のコラージュによって繊細に高めらる。

堕天使
霊的な反逆を起こした堕天使の姿の中に、新古典主義のモダンな再構成がある。アシンメトリックにボーイッシュなバーバリングはピュアなワンレングスのラインに結びつく。二層構造を使いコントロールされた白に白を重ねるテクニックと、ロングヘアーに施されたリズミカルにジグザグなセクショニングは、ルーズで空気感のあるフィーリングを生み出す。

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Hair: The International Creative Team led by Mark Hayes
Colour: The International Creative Team led by Peter Dawson
Make-up: Daniel Koleric
Styling: Lucie Perrier
Photographer: Colin Roy

Echo Centreでは、DVD(英語版:約60分) 価格¥16,900−(税・送料込)をメール・電話・Faxにて受付ている。