日本ロレアル株式会社(ジェローム・ブリュア代表取締役社長)プロフェッショナル プロダクツ事業本部(ジャン-マルク・カズナーブ副社長兼事業本部長)は1月28日(木)、東京・目黒区のウエスティンホテル東京に全国各地の主要代理店各社を集め「2026 PPD All Agent Meeting」を開催。2016年の方針と戦略、今後の中期展望などについて発表した。
 冒頭、カズナーブ副社長兼プロフェショナルプロダクツ事業本部長が挨拶し、この日の内容についてブリーフィングした後、まずチーフ・マーケティング・オフィサー兼副社長の向山東文子氏が登壇。日本の美容市場の動向について分析、提言を行った。


 向山副社長は 「製品カテゴリー別の伸び」「新製品の傾向」「主要な新トレンド」「流通チャネルの変化」「モバイルフォンによるライフスタイルの変化」「インバウンド消費とサロン利用ニーズ」といった視点で、特徴的なトピックスを紹介しながら、「あらゆるビジネスで顧客体験価値の重要性は増しており、一人ひとりの顧客のライフタイムバリュー(生涯顧客価値)向上が求められている」と結んだ。
 続いて再びカズナーブ副社長兼事業本部長が登壇し、プロフェッショナル プロダクツ事事業本部の2015年のトピックスとして、(1)加齢による細毛や抜け毛、薄毛対策として訴求したトリートメントシステム『セリオキシル』の配荷数が12,000サロン、売り上げ占有率で17%となったこと (2)新商品の投入、教育機会増(+29%)とケラスターゼアンバサダー数増(874名)、特設サイトのキャンペーンによるケラスターゼオイルの25%成長、などを通じたケラスターゼの再成長 (3)『カーリア』によるパーマ、ケラスターゼの臨店倍増、スタイリストプロモーション、などの教育の強化 (4)『アトリエメイド バイ シュウ ウエムラ』によるアイメイク30%増、『アレクサンドル ドゥ パリ』のスキンケアクリーム12%増、などに代表されるトータルビューティの付加価値向上 などを挙げ説明した。
 また2016年は消費者志向中心の展開を変わらぬ使命として、?サロン内の製品展示、展開方法の改善を通したセルアウトの増加 ?新教育ツールとなる、ケラスターゼ導入サロンへミステリーショッパー(覆面調査)実施(トレーニング前とトレーニング後)のほか、?日本市場に向け香りを調合した新しいトリートメント『プロファイバー』の発売 ?ヘアカラー『アルーリア』の新色、ケラスターゼの調合式『フュジオドーズ』やミストタイプ新オイル、『ミシックオイル』の新しい香り、『アトリエ メイド バイ シュウ ウエムラ』のアイチェンジキャンペーン、『セリオキシル』のパッケージ大規模投資による配荷の最大化、などを通した「テイラーメイド・ビューティ」の実現 を挙げて紹介。最後にブランド別の戦略構成を、『ケラスターゼ』→さらなるラジュアリーの追求、『ロレアル プロフェッショナル』→さらなるハイファッションとハイテクノロジーヘアケアの追求、『アトリエメイド バイ シュウ ウエムラ』→アイメイク サービスにフォーカス、『アレクサンドル ドゥ パリ』→アンチエイジング ジング ラグジュアリー スキンケア、『カリタ』→高級サロン・スパのコンクエスト、とまとめた後、「サロン業界全体の変革の必要性があり、ロレアルは革新、消費者の美容体験、トータルビューティの3つの提案でエージェントの皆様と共にサロンの変革をサポートしていく」と結んだ。


 この後、2010年3月まで同社副社長件事業本部長を務めた後、現在までロレアル・パリ本部でグローバル市場に向けた戦略の展開に携わっているビアネ・ピヴェ氏がスペシャルゲストとして紹介され登壇。世界のサロン市場で起こっている変化とこれからのサロンのあり方について「A worald tour of innovative salon concepts & professional beauty trends」と題して発表した。特にデジタル技術によるコミュニケーション手段の進化が従来のサロンのコンセプトや空間づくり、顧客とのインターフェイスにどう影響し、どのようなサロンづくりが求められているのかなど7つの視点から分析し、具体的な実践案を導入している店舗事例も交え解説。今後のサロンのあり方と方向性について提言し閉会となった。