ルベル/タカラベルモント株式会社(吉川秀隆代表取締役会長兼社長)は2月16日(火)、東京・千代田区のホテルニューオータニにて「2016ルベルセールスフォーラム」を開催した。毎年この時期に、全国各エリアで取引代理店に向けて、ルベル事業部の事業方針、マーケティング施策発表の場として行っているもので、この日は東日本を拠点とする代理店セールス関係者が参加した。
初めに、吉川朋秀取締役理美容サロン事業本部副本部長・ルベル事業部長が、2016年度の事業方針について説明。それによれば、2015年度の国内売上見込みが、前年の113億円から5.3%アップし119億円となり、カテゴリー別では、ヘアケア・スタイリング・メンズの各分野で前年比アップが見込める、とのこと。特にメンズ分野では、前年比165.5%増が見込めると発表した。
 また、2016年度の事業方針としては、以下の「4つの“品質”強化」を図ることを宣言した。「製品品質」=付加価値メニューの強化、「教育品質」=プログラム&イベント改革、「営業品質」=個別サロン対応の強化、「情報品質」=サロンに役立つ情報発信。さらに、各品質について、まず、「製品品質」では、新しい価値を提供する“新価値型製品”と、“不”をなくす“問題解決型商品”で、新たな顧客をつくるとし、「教育品質」については、これまでの大規模な教育イベントとして展開してきた『Dream』を今年度から『I.D.』 と名称を変えて、よりパワーアップしたイベントを展開すると発表した。続いて、「営業品質」の強化策として、サロンの複合率向上(生産性向上)を目指し、個別のカスタマイズ化を支援する。「情報品質」の強化策として、スタジオセミナーの充実、正確な情報発信、場づくりの拡充を挙げた。
 その一方で、商品の流通問題について、域外流通を徹底して撲滅していくことを宣言した。
 最後に、2016年度の目標として、国内125億円、国外6億円、トータル131億円の売上目標を掲げた。
これを受けて、2016マーケティング方針について、河内良員理美容サロン事業本部化粧品マーケティング部部長が解説。現在の市場は、特別な体験やこだわりとして“コト”が求められる「プレミアム市場」と、“モノ”が価格の安さで判断され購買される「コモディティ市場」に二極分化していると説明。ルベルとしては、同質化から脱却した独自性の高い圧倒的な品質・デザインの商品で、プレミアム市場の差別化を図り、“コト”の価値を買ってもらうことを目指すとした。
 そのために、具体的な施策として、「5つの共同作戦」と「7つのプレミアムメニュー」によって複合率2.65を目指すことを発表した。なお、「5つの共同作戦」とは、1.『デザインカラー』作戦、2.『トータルコーデ』作戦、3.『コクーンシルエット&質感カール』作戦、4.『理想髪実現化』作戦、5.『メンズ高感度アップ』作戦で、「7つのプレミアムメニュー」とは、“デザインカラーメニュー”“質感カラーメニュー”“朝ラクストレートメニュー”“エイジングヘアサプリメニュー”“朝ラク質感カールメニュー”“高感度UPライフスタイル提案”“メンズ新育毛提案”であることし、それぞれ対象となる新製品の紹介と合わせて、今年度の具体的なマーケティング施策を解説した。
 最後に、ルベル事業部東日本第二営業部の齋木 毅部長が 、2016東日本営業部活動計画について要旨以下の通り発表した。東日本営業部の実績は、2013年から前年比アップを続けており、2015年は前年対比で104.5%の伸びが見込めそう。具体的な施策としては、プレミアムサロンに“知ってもらう”ことを目指し、252軒のサロンにプラスしてプレミアムサロンをピックアップし、代理店と協業により紹介促進を行っていきたい。また、齋木部長は個別商品に関連したプロモーション活動も紹介し、複合率アップのための具体的なセールスプロモーション策についても言及した。
 このあと特別講演では、マーケティング戦略アドバイザーで、ウォンツアンドバリュー株式会社代表取締役の永井孝尚氏が登壇。『お客様が買う理由を、いかに作るか?〜「ニーズ対応」から、「ニーズサキドリ」への変革』をテーマに、具体的な事例を交えた解説と提言を行った。
 また、閉会後には懇親パーティが催され、代理店各社の営業、サポート現場のスタッフとの情報交換がはかられた。


2016年度の事業方針について説明する吉川朋秀取締役理美容サロン事業本部副本部長・ルベル事業部長