年齢を否定する従来の「若いもの」と「成熟したもの」との境界が失われた「永遠の若さ」の時代へと突入した。ふとした時に、誰もが経てきたプレッシャーとは無縁なただ遊んでいられたあの頃を、ノスタルジックな感情と共に振り返ることがある。サスーンアカデミーの最新コレクション「キッドフッド(幼年期)」は、今の10代のクールさの中で最も過激な要素を混ぜ合わせ、若者の世界を一転させた。

Isolated Heroes(人と交わらないヒーローたち)
決して人と交わらないユニセックスなヒーローたちは、露わにされた実利性のモノクロの世界で一つに融合される。定義付けされない若さの様子に強く惹かれたファッションデザイナー、ラフ・シモンズの第四の性(男性にも女性にもなり切れていない青少年の時期)の実験からインスピレーションを受け、サスーンアカデミーはカーボングレーのG.Iジョーと米国海軍のモヒカンを、クールブラウンとフラットレッドのエッジを締めたボブで混ぜ合わせて表現した。

Courtney(コートニー)
グランジミュージックの女神でありスタイルアイコンでもあるコートニー・ラブは、ロックスタイルの女性の新たな解釈に刺激を与えた。彼女の1990年代シアトルのリサイクルショップスタイルは、サテンのベビードールドレスに重いブーツを履き、煌めくティアラにワイルドなヘアーとくすんだ赤の口紅を合わせた(性差別の撤廃を求める)ライオットガールのスタイルに出会う。そのスタイルには、祭りの雰囲気漂う色あせたピンクで頭にぴったり貼りついたレイヤーと重いフリンジが、明るいレッドとオレンジで人目を引く根元部分を強調する。

Hyper-Romance(ハイパーロマンス)
キャンディースウィートなポップスターや韓国のK-POPアイドルグループは、そのバブルガムミュージックと叩き込まれた振付け、華やかなイメージ構築、蛍光色のファッションで市場を席巻した。サスーンはK-POPをひとつまみ取り上げ、それを80年代のゲームセンターのテトリスとミックスしている。その結果、幻のような先細のシェイプとエルテ(アール・デコの画家)スタイルのフリンジ、そしてシクラメン、バイオレットとモーブが無秩序に混ざった色とのコンビネーションが生まれた。

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Hair: The International Creative Team led by Mark Hayes
Make-up: Daniel Koleric
Styling: Lucie Perrier
Photographer: Colin Roy
Echo Centre(エコーセンター)では、DVD(英語版:約60分) 価格¥16,500−(税・送料込)をメール・電話・Faxにて受付ている。