東京都美容生活衛生同業組合(略称:BA東京/金内光信理事長)は、3月22日(水)、東京・新宿の京王プラザホテルにおいて、「ジャーナル懇談会」を開催した。BA東京の主な活動をジャーナルに向けて発表すると同時に、今後の活動方針などについて意見交換を行う場としてジャーナル14社を招いて開催したもの。
 まず、はじめに金内理事長から、要旨以下のような挨拶が行われた。
「現在美容業界において、政府が行っている一連の規制改革の中でさまざまな課題が出てきています。その中で、養成施設関連や国家試験関連についても検討がなされているようです。また、美容室の労働環境の整備についても声高に叫ばれるようになりました。美容業そのものが二極分化し始めているのではないか、大きく変貌していかなければいけない時期にきているのではないかと思います。
こうした状況の中、組合をはじめ、まだ組合に未加入の美容室、メーカー、ディーラー、美容学校も含め、ベクトルを合わせて、業界がより良い方向に進んでいただきたい、という思いから今回このような場を設けましたので、ぜひとも忌憚のない意見をいただきたいと思います」
 続いて、BA東京の各部の担当者から次のような発表があった。
【総務部】
現在、東京都では訪問美容に関連する事業が全体で1億円を超えるような状況になっており、5年後くらいには2〜3億円の事業にしたいと考えている。そういった状況の中で、3月29日に訪問美容の講習会を予定してる。今回の講習会は実技を中心にやっていきたいと考えている。
【経営組織部】
現在、「組合加入トライアルキャンペーン」を実施している。トライアル加入サロンのメリットとして、「賠償保障制度(最高1億円までの賠償責任保障が付加される)」「災害共助会制度(被災時にお見舞金が給付される)」「組合本部主催の講習会・セミナーに組合員料金で受講可能」といった8項目の特典が受けられる。5月22日まで登録期間となっているので、しっかりと広報活動していきたい。
【教育部】
ガラ・ド・ラ・コワフュールでは、昨年からフリーカットスタイルを加えた。これは未加入者でも参加が可能。また、審査員もBA東京内からでなく、全国からお招きました。コンテストの内容も、事前の仕込みは一切行わず、当日モデルで自由にカットスタイルをつくるというもので、非常に参加者が増え、好評だった。
今年は金内理事長のご尽力で、ワールドコンテストを行うことになった。中国、台湾、韓国から参加者を招いて、ここでもウイッグを使って自由にスタイルをつくってもらう、というコンテストにした。今年はこれを大きな目玉としたい。
各部からの活動報告に続いて、以下の項目についての説明も行われた。
【オリンピックに向けたBA東京の取り組みについて】
現在、中央区晴海に建設予定の選手村にBA東京運営の美容サロンの開設を各方面に要望している。それも含めて、今後もオリンピックに対する何らかの関わりを要望していきたい。また、オリンピックに開催に関連して、外国人旅行者の増加も予想されるので、インバウンドを視野に入れ外国人旅行者への働き掛けを進めたい。
【規制緩和に関する美容業界としての今後の対応と検討について】
訪問美容に関する規制緩和に対する行政の整理を要望していきたい。組合としては、美容所に所属し、衛生講習を受けた美容師が訪問美容を行うのが望ましいと考えている。それが安全面や衛生面の担保となるからだ。したがって、衛生講習の受講を義務付けるなどの要望を行政に依頼しているところ。
また、移動自動車による訪問美容についても、適正な取り扱いをして欲しい。行政にしっかりとした対応をしてぼしいと考えている。
このように、都民の安心安全を担保するために、行政に要望を出し、行政の管理が行き届くような状況をつくっていきたい。
 BA東京からの活動報告、今後の方針発表の後、参加したジャーナル各社と懇談に入り、上記の課題を中心に活発な議論が展開された。