70年代の彫塑的な建築様式である「ブルータリズム」は硬質なビジョンを打ち出した。建築家のエルノ・ゴールドフィンガーによってデザインされたトレリックタワーなどに代表されるこの手法は、コンクリートによる彫刻的なスタイルを世に知らしめた。「ブルータリズム」には装飾を伴わない、混じりけのない美しさがある。これまでに存在した何かに類似することをかたくなに拒む。
今回のコレクションは、ブルータリズムで造られた街とその街のコンクリートの地下道で見つけた自由にインスピレーションを受けている。
地下道を自分の場所とする荒っぽいスケーターやランナー達、落書きによってその禁欲的な佇まいは破壊される。

カット技術
ヘアデザインは概念的。
複数のカット技術と身に着ける要素は後世に受け継がれるサスーンのエディトリアルスタイルに敬意を表している。往年のプディングボウルや、ロジャー・トンプソン氏のmifumiからインスピレーションを得たシニヨンやポニーテール、ヴィダルの作った革新的なスクエアカール。広範囲に作業するエリアはポインティングやスライシングを使わず、ありのままのセクショニングは新しいヘアメイクの土台になっている。

カラー技術
サスーンのカラーパレットよりコンクリートグレー、カーボンブルー、ブリックレッド、クレイブラウンをあしらい、大きすぎるスポーツウェアやPUFFAのジャケットを身に着ける事で、あたかも都会におけるカモフラージュのようなスタイルになっている。広範囲にスタイルの中に現れるカラーは顔を覆うベールと共に色味の分散を作り出している。

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Hair by: The International Creative Team led by Mark Hayes
Make-up: Daniel Koleric
Styling: Lucie Perrier
Photographer: Benjamin Vnuk

Echo Centreでは、DVD(英語版:約60分) 価格¥13,500−(税・送料込)をメール・電話・Faxにて受付ている。