日本ヘアカラー工業会(水野真紀夫会長)では、理美容業界への取組と、この6月に発刊が予定されている「理美容師向けヘアカラーリングハンドブック」についての記者発表会を開催した。当日の出席者は、田尾大介副会長と岩瀧正之理事兼理美容師啓発専門委員長の2名。
冒頭、田尾副会長より、以下の通り挨拶が行われた。
「日本ヘカラー工業会は、発足以来、ヘアカラーの安全性情報の収集につとめ、使用説明書、製品外箱やHPなどを通じて消費者への継続的な安全情報の提供を行ってきたところです。
平成27年10月、消費者安全調査委員会より『毛染めによる皮膚障害』に関する報告書が公表され、『染毛剤のかぶれによる症状の重篤化を防ぐためには、いち早く異常に気付くこと、異常を感じたら適切な対応をとることが必要であり、こうしたリスクや対応策について社会全体で共有されることが重要である』ことが述べられております。
当工業会では、消費者へよりわかりやすく安全性情報を提供すべく、当局と協議を重ね、使用説明書、製品外箱や広告に記載する注意表示を見直し、平成28年7月と平成29年3月に自主基準改正を行いました。
さらに、平成28年に実施されました消費者安全調査委員会フォローアップアンケート調査や当工業会消費者向け調査等の結果から、理美容師より『お客様をアレルギーから守るため』の正しい知識がまだ伝えきれていないことが分かりました。
このような状況を鑑み、平成28年10月、理美容師啓発専門委員会を設置し、ヘアカラーの安全性に係る情報発信や伝達手段の開発に着手いたしました。理美容関連団体のご協力をいただき、 理美容師に向けてヘアカラーの安全情報を簡潔にまとめた『理美容師向けヘアカラーリングハンドブック』を平成29年6月に発刊するに至りました。
また、この冊子には、皮膚科専門医監修のもと理美容師の『手荒れとかぶれ』についても解説しております。
ヘアカラーは使用説明書や注意書きをよく読み、正しくご使用いただければ安全であり、安心してご使用いただけます。お客様にとってもヘアカラーは生活に欠かすことはできません。理美容師の皆さまには、『理美容師向けヘアカラーリングハンドブック』をご利用いただき、お客さまへの情報提供の一助となれば幸いです」
続いて、岩瀧正之理事兼理美容師啓発専門委員長より、消費者安全調査委員会調査報告書公表後の日本ヘアカラー工業会の対応と理美容師啓発専門委員会(BBSC)の取組み、今回発刊するハンドブックについてのより詳細な説明が行われた。


日本ヘアカラー工業会の活動を説明する田尾大介副会長



理美容師啓発専門委員会について説明する岩瀧正之理事兼理美容師啓発専門委員長