第46回タキガワトレードフェアの翌日9月5日(火)、滝川株式会社(滝川睦子代表取締役社長)と取引先ディーラーで組織するTISA(TAKIGAWA Insentive System Association)運営委員会(岩田一良代表委員)による「第39回 TISA全国経営者大会」が、前日と同じ東京・台場のグランドニッコー 台場を会場に開催された。
 ディーラー、メーカー、サロン関係者など264名が参加する中、午前10時にTISA運営委員会代表委員の岩田一良氏(株式会社東和会長)が開会宣言の挨拶を行い、続いて滝川社長が「人口減の時代の美容消費の拡大とは」と題して基調講演に立った。

 滝川社長はまず来年2018年から現実なる18歳人口の減少や高齢社会がもたらす消費、生産両方の変化について触れ、生活者の意識や美容へのニーズも固定観念が通用しない時代となる中、「唯一変わらないテーマが加齢による変化。今後ますます加齢による影響や変化に対するサロンからの提案の大切になる」と語った。そして、生活者の価値観が多様化する中、本当に大切なものや消費の選択もより細かなセグメントでのトレンドとなっており、時代の変化によるニーズへの対応を指摘。具体的なキーワードとして、「時短女性」、「安心、安全を買うこだわりの富裕層」、「結婚や子育てを経ても女子力を磨く女性」、「若い男性に顕著な身だしなみ消費」、「消臭や抗菌へのニーズ」、「環境トラブルへの対応」、「高齢者向けの設備、技術、サービス」、「体型維持や身体づくりの志向」などを挙げ解説。「今後ますます美容業界と、健康産業、美容医療の境界線の変化が進み、ニッチな市場もさらに顕在化してくる」と語った。最後に、サロンのサービス、経営の安定に不可欠な人材確保の厳しさに触れ、「集客以前にスタッフの確保が経営を左右する。そのためにはサロン現場での働き方の変化や改善が重要で、業界全体のテーマ。物流現場としての働き方の変化も進め、サロン様がお客様に満足していただけるサービス、多様性のサポートをはかりたい。美容は人が健やかに豊かに過ごしていくことに不可欠で、様々なストレス緩和につながる業種。流通にかかわる企業としてそのバックアップを果たしていきたい」と結んだ。
 このあと、全体講演として芝田山 康氏(靖第62代横綱・大乃国)が「道は開く」と題して講演。昼食を挟み行われた分科会では、田村 潤氏(元キリンビール株式会社代表取締役社長)が「理念と現場力による勝てる組織の創り方」と題して、安孫子 薫氏(フリーキャスター・事業創造大学院大学客員教授)が「ディスニーランドの品質管理と運営管理〜安全安心が最優先〜」と題してそれぞれ講演。最後に再び全体講演として、岸 博幸氏(慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科・教授)が、「これからのビジネスを取巻く経済動向とIT動向」と題して講演を行った。
 集客、接客、人材育成、政治経済まで、ほぼ終日にわたる硬軟取り混ぜたバラエティに富むセミナーに、参加者はそれぞれのビジネスのヒントとして聴き入っていた。

全体講演を行った芝田山 康氏(左)と岸 博幸氏(右)

分科会の講師を務めた田村潤氏(左)と、安孫子 薫氏(右)

 またこの日は、同じく東京・港区のグランドニッコー 東京台場の地下1階フロアに会場を設け、ヘア、エステ、フェイシャル、メイク、ネイル、エステなど滝川株式会社の取引先など約50社による製品、機器、商材、技術情報、サービスを一同に集めた「TOTAL BEAUTY Fes.(タキガワトータルビューティフェス)」も、午前10時から同時に開催。様々な展示やデモ、体験コーナーのほか、ヘア、エステ、ネイルに関連する16の無料セミナーが行われ、訪れるサロン関係者などで終日にわたり賑わいを見せる1日となった。

幅広い商材、機器・機具、技術メニューの展示、デモ、体験、無料セミナーが提供された「TOTAL BEAUTY Fes.」