サイドに厚みが出てしまう問題を解決する

乾かすだけでスタイルがまとまるCocoonのノンブローカット。ブローしなくてもOKというだけでなく、毛量調整の手間も減らせるカットなんです。従来の切り方とどこが違うのか、考察してみます!

 

ヘア/キッカワミワ(Cocoon)

 

ヘアスタイルは、髪が積み重なってできている

髪を固定して作っていくアップは別ですが、カットの場合、ヘアスタイルは髪が積み重なってできています。言われてみれば当たり前のことなんですが、切り方ばかり意識していると、ついこの当たり前のことを忘れがち。

 

 

「髪が自然に落ちる位置で切る」意味

 

乾かすだけでまとまりやすく。そのためには、まずは毛流をよく見て、髪が落ちる位置で切ること。「毛流に逆らわないで切る」実はそれだけでも、余計なボリュームが抑えられて、毛量調整の必要がなくなることも多いのです。

 

サイドのふくらみ問題はこう対処する

お客様のよくある悩みとして「横がふくらんでしまう」というのがありますよね。オデコが狭かったりすると余計に目立ってしまう。

さて、この悩みを解決するために毛流を見てみましょう。サイドにシェープして切りがちな★の部分、根元をよく見ると前に向かって生えています。

前に向かって生えている髪をサイドに落としてしまうとどうなるか? ふくらんで、サイドに厚みが出てしまいます。毛流どおりに顔まわりの髪や前髪として使えば、余計なボリュームが出ません。

 

切り方よりも注目すべきこと

今までサイドの髪として切っていた部分を、前髪としてカット。サイドの厚みが気にならない仕上がりになりました。

カットの技術というと、切り方が注目されることが多いのですが、まとまりやすいカットのために大事なのは毛先よりも根元。髪をどう積み重ねてヘアスタイルを作っていくかーーこのシンプルな視点が、Cocoonノンブローカットの原点なのです。

この記事の写真・図解は弊社刊行のTOMOTOMO BASIC SERIES VOL.11より転載しています。

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