オンラインニュース - 「たかくらふたあいの会」-王朝の遊びと子供の装束- / 衣紋道高倉流・東京道場

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「たかくらふたあいの会」-王朝の遊びと子供の装束- / 衣紋道高倉流・東京道場

[2011-11-03]

衣紋道高倉流・東京道場(荘司礼子会頭)が年に一度行っている「たかくらふたあいの会」が10月29日(土)、11月2日(水)、11月3日(木・祝)の３日間にわたり国際文化理容美容専門学校渋谷校(11月2日、11月3日)、同校国分寺校(10月29日)で開催された。今回のテーマは「王朝の遊びと子供の装束」と題し、普段はなかなか目にすることのできない十二単(五衣、唐衣、裳)の着付け実演や"盤すごろく"や"投扇興"などの日本古来の遊びを楽しむことで、日本の伝統文化を広く紹介する試みである。
開催中の３日間は多くの一般客が詰め掛け会場に展示された着装の美しさに見入ったり十二単の一部を羽織る「お方体験」では美しい扇子をひろげ笑顔を見せていた。
壇上では袿袴道中着、直衣、束帯、などの宮中での正装が紹介され、十二単着付け実演では高倉流・宗会頭の仙石宗久氏により単衣ずつ着付けて行くプロセスが解説された。実演後、参加者の中から染め方や十二単の重量に関する質問など多くの質問が飛び出し、仙石宗会頭の深い専門知識に裏打ちされたユーモアあふれる回答に笑い声があがり大きくうなずく姿も見られた。
最後に、宮中での七五三の装束である女子の袿(うちき)、男子の半尻が紹介された。袿の装束に身を包んだ女の子が登場した際にはその愛らしさにひときわ大きな歓声が上がり、続いて半尻の凛々しい装いの男の子も登場。折しも11月３日には皇室男子41年ぶりの悠仁さまの「深曽木の儀・着袴の儀」が行われるタイミングということもあり参加者は細部まで熱心に見入っていた。