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本社新社屋内覧会/（株）ヒカリ

[2014-02-10]

シザースメーカー大手の（株）ヒカリ（高橋一芳代表取締役社長）は、去る２月１０日、東京・板橋区の新社屋に業界関係者を招き内覧会を開催した。
会社スタートから４５年。これまで３カ所に分けて進めてきた事業を一カ所にした。同じ板橋区に建設・移転した３階建て（敷地：約３２４平方メートル）の新社屋は、１Ｆが事務所、２Ｆが東京工場、３Ｆはセミナールームと宿泊ルームで屋上が倉庫になっていて効率アップが図られた。
高橋社長は「長年思い持ち続けてきた夢、念願が叶いました。身の丈に合った物件が見つかり、自社ビルをようやく持つことができました」と新社屋への思いを語った。そして「板橋区から製品技術大賞・最優秀賞をＧＲシザース受賞し、国からの中小企業支援の助成金を受けることも決まりました。さらに経済産業省の行っている優れた技術者の知識や経験の有効活用の取り組みで出会えた、素晴らしい能力を持った方を当社の顧問に迎えるなど、我社にとっていいことが続いています。国や自治体が進めるモノづくりへの資金のバックアップとお招きした顧問の有能な能力をお借りし生かすことで、研究開発に取り組み新しいモノが生まれる可能性はどんどん広がっており、今年５月に開催されるアジアビューティエキスポでお披露目できるように頑張っています。常に新しいことにチャレンジしこれからも皆さんに喜んでもらえる道具を作っていきます」と挨拶した。
続いて本村誠専務取締役は、理美容業界において欠かすことのできない若い人材の育成・教育の重要性に触れ、３Ｆのセミナールームを教育強化のために活用していく考えを示した。
また、改めて営業担当者を紹介し、特に、これまで高橋社長が担当してきた海外部門は現在１６カ国に取引が広がっているが、さらなる拡大に向け今年から高橋伸一氏が責任者に就任すると報告した。そして「今後、高橋社長は原点に戻って社内で製品開発に専念します。ハサミの研究に取り組み、若い技術者が育つことで皆様に愛していただける商品作りに繋がり、微力ながら業界のために努力していきたい」と語った。