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ビューティイノベーションフォーラム/ (株)オークボ

[2014-07-07]

2014年のテーマを「新たな価値づくり」と掲げる株式会社オークボ(須山裕二代表取締役社長)は7月7日(月)、大阪市北区のザ・リッツカールトン大阪で「Beauty Innovation Forum〜新たな価値づくり〜」を開催した。
冒頭挨拶に立った須山社長は日頃の謝意を述べた後、社会情勢の変化について語り、「2013年6月現在、日本の総人口1億2千7百万人が40年後には四千百万人減少し、超高齢化社会となることが予想される。現在理美容業界に従事している女性の平均年齢は29.3歳。入店後4〜5年でスタイリストデビューした時に担当するお客様は、7割以上が年上の大人世代となり、サロン現場の環境づくりを考えざるを得ない状況となっている。来店サイクルの長期化で、2カ月に1回で年間6回来店のお客様が3ヶ月に1回となれば、客数は2/3まで減少し、これもサロン現場の深刻な問題の一つである。
今までの客数ありきのビジネスが、客層、客質を重視した時代にどう対応していくかが重要となる。理美容業界では、消費が盛んな60代以上のロイヤルカスタマーとなるお客様を受け入れるメニューが確立されていない現状がある。各サロンが戦略をもって、どの層のお客様を囲い込むのかを考え、ロイヤルカスタマーの割合を5％以上上げていく必要がある。当社の下期の教育活動の一環として、生産性の向上、ロイヤルカスタマーを迎えるメニューの強化を中心とした講習会を多く実施する予定がある。時代の変化に対応し、お客様のニーズに応えられるサロンが繁盛していくチャンスと捉え、取り組んでもらいたい」と結んだ。
次に、大阪で10店舗を展開しているMASHU増成進オーナーと資生堂プロフェッショナル株式会社取締役経営企画部長高原英二氏による「一生通いたくなるサロンづくり〜一瞬の美から日常の美へ〜」とテーマしたトークセッション、続いて「目標達成の強いチームの作り方」をテーマにNPO法人ベースボールスピリッツ理事長奥村幸治氏の講演が行われ、ビジネス社会に通じるイチロー選手を始めとするメジャーの一流選手の考え方や意識、取り組みを紹介した。