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2015年代理店会議/コタ(株)

[2015-04-13]

コタ株式会社(小田博英代表取締役社長)は4月13日(月)、京都市のホテルグランヴィア京都において、2015年代理店会議を開催した。
この催しは、同社が毎年4月に新年度のスタートにあたり、全国の代理店に向け、事業方針や営業施策などを発表し、事業を進めていく上で、共通の方針・施策を確認するために開催されるものである。今年は代理店43社96名が出席した。
開催に先立ち挨拶に立った小田社長は、日頃の謝意を述べた後、昨年4月に導入した消費税増税の影響やマイナンバー制度、そして社会保険加入問題について触れ「社会保険に加入することで従業員にデメリットと思われる部分はない。経営サイドにのみ保険料負担というデメリットはあるが、採用問題のみならず法律として税金同様に納めることが決まっていることを理解いただきたい」。と述べた。
また「最低賃金上昇も無視できない状況になっており、全国最低賃金が800円となった場合の1時間あたりの必要生産性を考察したが、1時間あたりに求められる売上は5000円となった。また平均年収400万円から試算した場合でも、時間給1923円、1時間あたりの接客料金は7500円となった。この二つの考察と旬報店サロンの1スタッフあたり、1日平均施術時間、稼働率をみても限界が近づいており、生産性をあげるためには「更なる高付加価値メニューの導入」、「メニュー価格の見直し(値上げ)」を行う必要がある、と考える。2月に発売したエバーリーフの推進と価格改定(値上げ提案)を積極的にお願いしたい」と協力を呼びかけた。
次に2014年度コタ全国店販コンクールについて、参加軒数、販売総額、1店舗平均、1スタッフ平均の全てが前年を上回ったことを報告。旬報店の状況については、月間オール金賞の獲得軒数、獲得個数が減少。4月の消費税増税が影響により年間オール金賞、パーフェクトオール金賞サロンともに2期連続の減少となったことを報告し、「代理店、旬報店の育成と成長なくして、私たちの成長はありえない。美容室経営の近代化に向けて、代理店の皆様とさらに団結して取り組んでいく決意である」と結び、さらなる支援と協力を訴えた。
続いて、高室義之営業第一部部長より、本年度の営業施策が発表された。高室部長は美容業界の現状、問題点、解決策を述べた後、本年度のテーマ『美容室経営者様をやる気にさせ、業績を伸ばす』を発表。「コタグループ最大の強みとして代理店の皆様と共に『志』を共有し、取り組んでいきたい」と述べた。次に『旬報店システムの本質』として１．旬報店の状況、２．既存旬報店の育成、３．コタ全国店販コンクールについて解説し、具体的な施策を示した。
引き続き、新規旬報店開拓賞、成績優秀代理店の表彰、代表者によるスピーチが行われ、会場は盛大な拍手に包まれた。
休憩をはさみ、懇親パーティが開催され、「美容業界の近代化」に志を高く持った出席者は情報交換を通じ、お互いに刺激し合い、美容業界の明日について熱く語らうなどして親睦を深めた。
この催しは、同社の例年以上の躍進を予感させ、本年度のさらなる成長を大きく期待させられるものとなった。