バレイヤージュは今どきアレンジとの相性も◎
SHINBIYO11月号「ブライダルハイライト」

皆さんは、「バレイヤージュ」というハイライトの技術はご存知ですか?ブリーチ塗布の際、引き出した毛束に対してV字やI字の縦のラインを入れることで、毛先に向かってグラデーションをつくる技術のことなのですが、これが今、縦のハイライトとの両方をつくれるということで注目を集めています。流れるような動きのある今っぽいダウンスタイルももちろん人気ですが、バレイヤージュはアレンジスタイルにも大いに映える技術。人生の中で1番の晴れの日とも言える結婚式には、是非、全方位どこからみても可愛くなる「ブライダルハイライト」をお勧めします!

“バレイヤージュのあるなし”で、こんなに違う!

           

ワントーンのみ    ハイライトあり

写真:SHINBIYO11月号「ブライダルハイライト」より hair:KAZUYA MIZOGUCHI(nico…)

上記の写真を見てください。左が「ワントーンのみ」でカラーしたもので、右が「ウイービング+バレイヤージュ」でハイライトを入れたものです。どちらも同じアレンジスタイルにまとめたものですが、右のハイライトの入っているもののほうが立体的で、可愛さが際立っているのが見て取れます。

“顔周りを太めにするバレイヤージュで、華やかに”

写真:SHINBIYO11月号「ブライダルハイライト」より hair:KAZUYA MIZOGUCHI(nico…)

トップや後れ毛は、根元付近からの「ウイービング」によるハイライトで仕上げていますが、顔まわりやトップからバックにかけてのシニヨンの部分は「バレイヤージュ」で仕上げたことにより、中間から毛先にかけてのグラデーションや、毛束を引き出した部分と根元との明暗のメリハリが活きていて、見応えのあるスタイルになっています。特にV字でブリーチをする際、顔周り側を太めのラインで塗布するのがポイント。そうすることで、顔周り側に明るい毛束が配置されるので、毛束を引き出す際に、より華やかにすることができます。

バレイヤージュは、“大胆なコントラスト”がポイント

写真:SHINBIYO11月号「ブライダルハイライト」より hair:KAZUYA MIZOGUCHI(nico…)

人気の高い編み下ろしスタイルも、毛先にかけてのグラデーションが映えるので「バレイヤージュ」が活きるアレンジの一つ。根元の暗さと毛先の明るさの差があるほうがメリハリが効いて見えるので、意識的に暗い部分をしっかり残すことがポイント。このスタイルでは、顔周りをあえて暗めにすることによって締まって見せ、小顔効果を出しています。その上で、サイドからバック、毛先にかけては大胆に明るくなっているので、バックショットでも見応えのあるスタイルになっています。

結婚式というお客様の人生の晴れ舞台に、華やかな気分が高まる年末年始に、お客様への提案に是非「バレイヤージュ」を取り入れてみてください。上記スタイルの詳しいつくり方は11月号をご覧ください。3月号(2月1日発売)では「バレイヤージュ」の最新の使いこなしについて特集します。そちらもお楽しみに!