Haute Coiffure Francaise de JAPON(藤井静児会長)は、2月17日、パリのカルーセル・ド・ルーブルで発表された、HCF 2019年春~夏のニューラインを3月4日(月)、大阪市天王寺区のル・トーア東亜美容専門学校において、HCFニューライン創作委員のフィリップ・ロラン氏を講師にむかえ伝達講習会を行った。冒頭あいさつに立った藤井会長は「このニューライン伝達講習会は、2002年にスタートした。2011年の震災の年には開催が出来なかったものの、今年で17回を迎えた。何事も続けてゆくことが大切と思う。今年のニューラインですがタイトルがない。名前は、と聞いたが名前はないとの返事。単にニューラインであるとのこと。これは最近のクチュールの発表でも同じ。いろんなメゾンがニューラインの発表会をするが、名前やテーマを付けることでそれが独り歩きしてしまう。名前の持つイメージに縛られてしまう。それを嫌ってあえて名前を付けないというのが今の傾向であり流行である。同じように今年のニューライは、名前を付けずに今の時代感をダイレクトに知らせたい、という思いで作られたようです。どのラインを、どのように引き出してカットするというより、今の時代感を忠実に再現しているかに重きを置いているそんな気がする。今回の講師・フィリップ・ロラン氏は、今年で4回目の来日。2007、2010、2013、2019年で4度目のステージになる」と解説した。ステージでフィリップ氏はロング、やや長めのボブスタイル、メンズスタイルのカットを披露した。テクニックはシンプルで、すぐにサロンで役立つスタイルにしている。続いてアップスタイルの創作発表も行われた。