ブリーチ前のストランドテストはやっぱり大切!
ケア&ブリーチ発想で、ダメージを最小限に抑えたブリーチオンカラーを実現させよう Part1

いまや大人気のブリーチオンカラー。

そのブリーチ施術の中で、最も重要、且つ神経を使うのは「イメージ通りの仕上がりにするためには、何レベルにリフトアップすればいいか?」「確実にそのレベル(以上でもなく、以下でもなく)にするには、どんな薬剤選定とタイムにすればいいか?」ではないでしょうか?

必要以上のリフトアップはダメージに繋がるし、かといって不十分なリフトとなり、求める色が出せなかったり、再ブリーチすることになっては大失敗! 過去のカラー履歴が分からない新規のお客様の場合は、特に注意が必要ですよね

失敗を極力避けるために、ストランドテスト(=ストランドチェック)があります。でもサロンの現場では、意外と行われていないという話もチラホラ…。

というわけで今回と次回の2回に渡って、「ブリーチ時の失敗を防ぎ、ダメージを軽減するためには、やはりストランドテストをしたほうがいい」というお話を、東京・渋谷の『macaroni coast』のスタイリスト、川辺辰郎さんに伺いました。

――新規の方や黒染めの方にはストランドテストをしてから施術をスタートさせた方がいいとよく言われますが…。実際、ストランドテストをしないでブリーチオンカラーをした場合、ありがちな失敗としてはどんなことがありますか?

川辺  よくあるのは、新規の方を履歴が分からないままにブリーチしてしまい、根元は上がったのに毛先は上がらなかった、とか、一部に残留ティントがはっきりと出てしまったとか。ムラ状態になって、結局、再ブリーチが必要な事態になる、という失敗が起きやすいですね。再ブリーチは結果的にダメージに繋がるので、やはりできるだけ避けたいです。

――川辺さんは、サロンでヘアカラーのカウンセリング中、ストランドテストが必要かどうかは、どこから判断をしていますか? どんなことをチェックしてるんでしょう?

川辺  僕は、新規の方はもちろん、黒染めと黒に近い白髪染め、ホームカラー、ストレートパーマの履歴がある方は、必ずストランドテストをしたほうがいいと思ってます。一番リスクが高いのはアイロンストパーをしている方。もし強い薬剤を使っていたら、一度のブリーチでビビリ毛にしてしまう可能性が大ですから。そうなってしまうと、元に戻すのに何倍もの時間と労力がかかるし、取り戻せない場合もあります。

でも上記のどのケースも、実際にストランドテストしてみないと、本当の抜け具合、ムラ具合は分かりません。意外に大丈夫なこともあれば、こちらの予想以上に危険だったこともあるんですよ。

そして一回の施術では希望に沿うのが難しいと判断した時、リスク度合いを理解していただくには、テスト結果をお客様に見てもらうことが一番の説得材料にもなると思うんです。

――そのとき、目で見るチェックだけでなく、お客様自身にも何か確認を行ったりするんですか? どんな聞き方をすると良いのでしょう?

川辺 見て「怪しいな?」と思ったら、黒染めやアイロンストパー、ホームカラーの有無はお聞きしますね。ただ「言うとやってもらえない」と思って、言わない方もいるんですよ(笑)。ストランドテストをしてみると、一発で分かってしまうのですが。

そんな時は『たぶん意識していなかったと思うんですけど、○か月ぐらい前に黒染めをしたようなんですよ』という具合にお話しします。決して責めるような口調にならないように、気をつけることが大切ですね。

次回に続く!