AIが解析する「髪の未来予測」で新たな可能性
デジタル×パーソナライズの取り組み/(株)ミルボン

10月12日、株式会社ミルボン(佐藤龍二社長)は 美容室市場と自社の今とこれからを語る事業説明会を、オンライン配信&リアル会場(東京・渋谷「TRUNK BY SHOTO GALLERY 1F」)で同時に開催した。

最初に佐藤社長が、同社の歴史や同社のデジタル化施策として、リアルとデジタルを両立化した教育のデジタル化や、美容室出店型ECプラットフォーム「milbon : iD」について紹介。

「髪の未来予測」について説明する永見研究員

続いて「髪の未来予測」について、永見恵子研究員(開発本部 基礎研究グループ)が説明。「髪の未来予測」とは、近い将来、髪と頭皮がどのように変化する可能性があるか、頭皮や髪に関する膨大なデータをもとに、AIが解析し、将来の髪のリスクを予測することで、髪改善にアプローチするというもの。
これにより、顧客一人ひとりに合った適切なお手入れ方法を伝えることが可能になり、パーソナライズしたカウンセリングができ、最適な薬剤やホームケア製品が提案できる。
また、研究を始めた当初は、大阪近郊でのサンプリングが多かったが、1年前からは全国の美容室110軒に協力を依頼し、延べ18,318名もの頭髪データを収集。その結果、地域ごとの毛髪特徴も評価できるようになったという。

↑ 説明会資料より
頭皮の赤み = 白髪・抜け毛リスクの指標となり、西日本より東日本の方がリスクが高い。


↑ 説明会資料より
頭皮のやわらかさ =髪が細くなるリスクの指標となり、以外にも都市より地方の方がリスクが高い。

左から、牛窪氏、佐藤社長、伊藤統括マネージャー

次に行われたパネルディカッションは、世代・トレンド評論家/マーケティングライターの牛窪 恵氏を迎え、佐藤社長、伊藤 廉(同社開発本部研究開発部 基礎研究グループ統括マネージャー・理学博士)の3人で、「コロナ禍で消費者心理はどう変わったか」「これからの美容室の価値」などのテーマで討論した。

コロナを機に、今後いっそうデジタル化が進むなか、牛窪氏は、サロンでは人と人とが触れ合う“リアル”が重要で、“デジタル”でどうサポートしていくかが重要、と語り、佐藤社長は、美容室は心の拠り所=コミュニティで、いかにサポートしていくが同社の使命だと語った。

説明会終了後、リアル会場では、髪年齢や白髪、抜け毛リスクなど髪に関する8項目が測定できる、特殊なマイクロスコープを使用したシステム『Smart Skin Care ®』(ITアクセス社)を使った体験会も行われた。

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