ノンアルカリ・ノンジアミン・ノンオキシ 加齢毛を質感改善する「色酸熱」のツボとコツ
「GLY-NICO(グリニコ)」の活用/ハホニコ

ノンアルカリ・ノンジアミン・ノンオキシで加色する機能を搭載した酸熱トリートメントシステム「GLY-NICO(グリニコ)」。この「色酸熱」を導入している「RUALA」のデザイナー・角薫さんと愛優美さんをお迎えして、「色酸熱」活用のツボとコツをお聞きし、実際に加齢毛への使用事例を紹介していただいた。聞き手は、同製品を発売している株式会社ハホニコの代表取締役会長・酒井良明氏。

角 薫さん(RUALA)と酒井良明氏が語る「色酸熱」活用のツボ

加齢毛の悩みは白髪の他にも様々

白髪だけでなく髪のうねりやカサついた手触りでまとまらないという悩みが多いんです。

いろいろな悩みを同時解決

「色酸熱」は、V(ボリューム)、T(質感)、C(色)を同時にコントロールできます。

「色酸熱」はノンアルカリ

お客様の悩みと向かい合いキレイな色と髪質を実現するために、アルカリ使用は最低限にしたいんです。

角 薫さん(RUALA)と酒井良明氏が語る「色酸熱」活用のコツ

まずは髪の状態を確認

「色酸熱」プランニングシートでアンダートーンやダメージレベルを確認すれば最低限のアルカリで色ツヤを実現できます。

簡単にスペックコントロール

「色酸熱」のスペックは慣れることで簡単に、V(ボリューム)、T(質感)、C(色)をコントロールできます!

RUALAさんの「色酸熱」活用術を大公開

RUALA のディレクター・角薫さんと㈱ハホニコ代表の酒井氏によるトークライブ。製品導入の背景やお客様への提案の仕方などを角さんがご紹介。酒井氏は製品特性を踏まえたサロンでの活用のポイントを解説しています。お二人のトークはライブ感あふれていて、本音の話が満載です。

「色酸熱」のテクニックのポイントについては、RUALA のスタイリスト・愛優美さんが詳しく解説。誌面でご紹介した2 人のモデルさんの髪質診断から薬剤調合、テクニックまで、ご紹介しています。

GLY-NICO「色酸熱」VTCコントロールとは?

1.Vコントロール/酸熱の濃度でボリューム調整

「GLY-NICO」のアイテムには、酸熱成分であるグリオキシル酸が配合された「60トリートメント」シリーズとグリオキシル酸以外のものが配合されている「0トリートメント」シリーズがある。クセの強さや、どのくらいの濃度にするのかによって、「60」と「0」の使用量を変えて、対応ができるようになっている。例えば、クセが強ければ「60」の使用量を多く、クセが弱ければ「0」の使用量を多くするようになっている。

60シリーズ              0シリーズ

2.Tコントロール/リキッド・ジェル・クリームの選択で質感調節

「60」と「0」には、それぞれリキッド、クリーム、ジェルの3 つの剤型を用意していて、どの剤形を選ぶかで仕上がりの質感がコントロールできるようになっている。例えば、60 リキッドや0 リキッドを選択すると軽さとやわらかさのある仕上がりに、60 ゲルや0 ジェルを選択するとシャープさやストレート性のある仕上がりに、60 クリームや0 クリームを選択するとまとまりやしなやかさのある仕上がりになる。

「0」シリーズのリキッド・ジェル・クリーム

3.Cコントロール/色の選定と濃度で色調節

「色を加えるアイテムとして「色水」1 種類(アッシュワイン)、「色ジェル」3 種類(ブルーベリーアッシュ、オリーブマット、ワインピンク)を用意している。すべてが塩基性カラーで「0」と同様のトリートメント成分(4 種のカルボン酸)が配合されている。色味の設定とそのミックスで色味を、そして「60」や「0」との使用量を変えることで色の濃度がコントロールできるようになり、様々な色味を再現できる。

イロミズ                  色ジェル

髪がまとまらないファーストグレイへの「色酸熱」実践例

  

Before              After

hair&color:AYUMI(RUALA)

お客様の悩みと髪質

  • うねりとダメージで毛先が収まりにくい
  • 白髪がちらほら出始めた
  • 毛先が硬い質感
  • クセの種類/波状毛
  • 弾性/普通毛
  • 親水疎水バランス/疎水性が高い

アンダートーン/根元6Lv、中間7~9Lv、毛先10 ~ 13Lv

ダメージレベル/根元1Lv、中間2~3Lv,、毛先4Lv

施術スペックのコツ

[ V コントロール]

収まり感だけを出したいので酸熱成分の使用を少なく]

[ T コントロール]

ツルツル感とハリ感を出したいのでクリームとジェルを使用

[ C コントロール]

落ち着きのあるピンク味を出したいので、オリーブマットとワインピンクを選択。色素量も少し多めに

スペックバランス(「色酸熱」の使用量)

                  60 クリーム(16g)                              0 マイレンジェル(40g)

            色ジェルオリーブマット(30g)                色ジェルワインピンク(10g)(40g)

プロセス

❶シャンプー後「0 リキッド」を全体に塗布。「色酸熱」が浸透しやすくしておく。

❷5分間スチームをあてる。

❸上記の通り配合した「色酸熱」を全体に塗布。

❹加温キャップを被せて、加温放置40 分。浸透を促進させる。

❺「ラメラメトリートメント」後「ケラテックスシャンプー」。そののち「ケラテックストリートメント」を行い、水洗。

❻シャンプー後「0 リキッド」を全体に塗布。「色酸熱」が浸透しやすくしておく。

❼半乾きにした後ツインブラシでブロー。その後、200℃設定でアイロン工程を行う。

うねりのある白髪率50%への「色酸熱」実践例

  

Before                                                   After

hair&color:AYUMI(RUALA)

お客様の悩みと髪質

  • うねりとダメージで毛先が収まりにくい
  • 根元の白髪が結構目立つ
  • 毛先が硬い質感
  • クセの種類/波状毛
  • 弾性/普通毛
  • 親水疎水バランス/疎水性が高い

アンダートーン/根元6Lv(グレイヘア)、中間10 ~ 11Lv、毛先11Lv
ダメージレベル/根元1Lv、中間2Lv、毛先3Lv

施術スペックのコツ

[ V コントロール]

収まり感を出しつつ、うねりを抑えたいので酸熱成分の使用をやや多めに

[ T コントロール]

ツルツル感とハリ感を出したいのでクリームとジェルを使用

[ C コントロール]

落ち着きのあるアッシュを出したいので、ブルーベリーアッシュとオリーブマットを選択。

スペックバランス(「色酸熱」の使用量)

60クリーム(25g)0ジェル(50g)

色ジェルブルーベリーアッシュ(6g)色ジェルオリーブマット19g)

プロセス

❶「リタッチャー」(リタッチ専用カラー剤)を新生部に塗布。

❷20 分放置後、水洗。。

❸「0 リキッド:色ジェルブルーベリーアッシュ= 1:1」を全体に塗布。

❹5分間スチームをあてて、浸透促進。

❺上記の通り配合した「色酸熱」を全体に塗布。

*『経営とサイエンス』2021年4月号の当該記事中、P.65中段「Cコントロール」末尾の文『明るめにしたいので色素量も少し少なめにワインピンクを選択。』は誤りで、正しくは当ページの通りです。お詫びと共に訂正させていただきます。