ミルボンがトレーサビリティシステムを開発
自社製品の製造・流通を追跡/株式会社ミルボン

ミルボン(佐藤龍二 代表取締役社長)は、自社ヘアケア製品の製造・流通を追跡できるシステム、『ミルボントレーサビリティシステム』を開発した。2021年 6月10日発売の、グローバルヘアケアブランド‟milbon”の新ライン、「PREMIUM Position(プレミアムポジション)」より運用を開始し、順次対象アイテムを拡大していく予定。このシステムによって、正規品証明とアフターフォローの実現が可能になる。

■『ミルボントレーサビリティシステム』概要
商品化粧箱に記載された2次元バーコードを、スマートフォンで読み取れば、誰でも商品の「個体識別番号」「流通情報」「商品情報」の3つの情報にアクセスできるシステム。

「個体識別番号」
商品ごとに付加される23桁の固有番号で、正規品証明だけでなく、製品に不具合があった場合に迅速な対応が可能になる

「流通情報」
ミルボン工場 → 物流会社 → 美容室のように、商品流通経路の名称と所在を表示。

「商品情報」
ブランドや商品の公式サイトへアクセスし、商品コンセプトや商品に関する有用な情報。

■開発の背景
昨今の高級化粧品市場における模倣品 (※)や不透明な流通経路が問題視され、また、 自社製品でも複数のブランドで模倣品が確認されている中、自社の製品に責任を持ち、消費者に安全・安心を保証することは、メーカーとしての責務であるとして今回の開発に至る。
これまでにミルボン製品で事例が確認されているものは、デッドコピー品(商品形態の模倣品)は3ブラ ンド、パッケージを模倣したものは5ブランド。

※模倣品流通の状況
特許庁によると、模倣品流通の状況について2017年度の日本の模倣品被害社数(全体推計)は11,643社(日本の産業財産権登録企業のうち7.0%)。 またOECDによると、2016年の世界の模倣品・海賊版(インターネット上の海賊版を除く)の流通額は、最大5,090億ド ル(約55.4兆円)と推計(世界貿易額の最大3.3%)。 出典/経済産業省「模倣品対策と SDGs ~模倣品の撲滅でSDGsの達成に貢献~」