教えてください!あの酸熱トリートメントが生まれた理由


Interview with the top

 

これからの時代は、サスティナブルな美容を提供できることが重要。
酸熱トリートメントがそのカギを握ります


いま注目の、あの製品が生まれた背景を、
発売メーカーのトップに直撃インタビュー!
製品に込めた思い、企業として大切にしていることなど、
根掘り葉掘りお聞きします。
今月は昨年10月発売のレブリン酸トリートメント『レブリ』について、
株式会社ハホニコの酒井会長に伺いました!

シンプルな工程で失敗の少ない
酸熱トリートメントの開発


― 御社は元々、グリオキシル酸系の酸熱トリートメント(以下、酸トリ)『グリニコ』と、レブリン酸系の酸トリ『レブニコ』を発売されています。その中で新たに、レブリン酸系の2浴式酸トリ『レブリ』を開発された背景をお聞かせください。
酒井 『グリニコ』と『レブニコ』は、どちらも有効成分が高濃度に配合された酸トリで、髪質や状態に合わせて自在に調合ができる仕組みです。しかしその分、知識と技術が必要で、アシスタントの方には任せづらい、という弱点がありました。そこで誰にでも使いやすく、最大限に結果を出せるバランスのものをつくろうと開発したのが『レブリ』です。『レブリインナー』と『同アウター』というシンプルな2浴式で、短時間でも大きな効果を出せることが特徴です。

― つまり『レブリ』は酸トリの入門編のような位置づけで、よりハイスペックな施術を求める場合は『グリニコ』や『レブリコ』を使う、というすみ分けとなっているのですね?
酒井 そうなんですよ。『レブリ』で、お客様に酸トリメニューの良さを分かっていただいたら、『グリニコ』や『レブニコ』でより上位メニューをつくることが可能です。

― レブリン酸系の酸トリの大きなメリットとして、カラーと同時施術メニューが可能ということも挙げられますよね?
酒井 当社の塩基性カラー『色ジェル』と組み合わせると、抜群の効果を上げることができる仕組みになっていますので、「質感改善カラー」というメニューを打ち出すことをお勧めしています。通常カラー施術には、どうしてもある程度のダメージリスクがつきものですが、『レブリ』を組み合わせると、内部で分解流出されてしまうものをカラーと同時に補うことができる、というイメージですね。


「質感改善カラー」という
酸トリ市場の新たな可能性


― カラーと同時の内部補修や質感改善は時短にもなりますね。酸トリ市場には、まだまだ可能性があるということでしょうか?
酒井 ええ。酸トリは、特にエイジング毛に非常にマッチするアイテムなんです。これからますます高齢化社会が加速するでしょう? グレイカラーの継続によるダメージとハリコシの低下、エイジングによるクセの出現、そのすべてに対応できるのが酸トリです。白髪染めをしながら、同時に内部の補強と外部の質感補修ができるということは大きなアピールになると思いますね。例えばカラーは、根元はリタッチカラー+既染部に「質感改善カラー」。矯正であれば、根元はリタッチ矯正+既矯正部は酸トリ。そうやっていけば、いくつになってもきれいな髪を保っていけると思います。これからの美容はサステナブルであることが重要です。そういう意味でも僕は、酸トリって、トリートメント技術における「産業革命」くらいの発明だと思ってるんですよ。

― 御社は「髪質改善のリーディングカンパニー」であることを掲げていらっしゃいますよね。髪質改善にかける思いには並々ならぬものがおありなのでは?
酒井 はい。できれば「髪」になりたいくらいです(笑)。だって、髪の毛ってすごいと思いませんか? 爪や毛髪などは、哺乳類に進化する過程で皮膚のケラチンが無核化して、千年経っても残っているほど非常に強固な構造物となり、人体を守る役割を担っているわけですよ。だから僕は「髪」をすごくリスペクトしています。しかし髪は傷を負っても、その痛みを身体に伝えられない。分かってあげられる、治してあげられるのは美容師だけなんです。


「美容師と共に美容文化をつくる」
という思い


― 確かに。そして会長は元·美容師でいらっしゃいます。それも製品開発面に影響しているのでしょうか?
酒井 僕は美容師だった20歳の時に、将来は化粧品会社を立ち上げようと決意しました。お客様と美容師、どちらにも安全で安心できる薬剤をつくりたかったからです。それから使い手側の美容師に、その製品の原料や成分なども正しく伝わるようにしたいとも思いました。プロとしてお客様の信頼を得るために必要なことだからです。そのため単に製品を開発するだけでなく、美容師さんがその製品情報を正確に把握し、お客様への説明やカウンセリングに役立てられるようになるまでを、ワンパッケージとしてお届けすることを常に心掛けていますね。これからも美容師の皆さんと共に、日本の美容文化をつくりたい、世界に発信したいと思っています。

>>インタビューを終えて
『株式会社ハホニコ』は、酒井会長が32歳の時に創業した『プロテックス·ジャパン研究所』からスタートしています。会長が美容師時代に抱いた疑問や「こうあって欲しい」と望んだことが、今も原点になっているのかもしれません。「美容師と共に、お客様の幸せをつくる」という企業姿勢を感じました。


>>PROFILE
酒井良明/ Yoshiaki Sakai
さかい・よしあき 大阪府大阪市の株式会社『ハホニコ』代表取締役会長/CEO兼社長。1962年、愛媛県出身。美容師、ヘアケアメーカー勤務を経て、98年に化粧品OEM企画・製造メーカーの『プロテックス·ジャパン』を設立。翌年自社ブランド『ハホニコ』を立ち上げる。同年から現職を務める。


ハホニコ レブリインナー( 写真・左)、同アウター(右)カラーと同時施術もできる
酸熱トリートメント『レブリ』
『レブリ』は、「インナー」と「アウター」の2浴式で、質感と髪の構造を同時に改善していくレブリン酸系の酸熱トリートメント。シンプルな工程で、髪を内部と外部の両方から強化します。
さらに『レブリ』と塩基性カラー剤『色ジェル』を併用(同時施術)すれば、「質感改善カラーメニュー」が可能となり、ハリ・コシが欲しいエイジング毛や、ダメージが気になるブリーチ毛にも最適なメニューが誕生します。