【『switch』の隈本達也さんが語る 「『勝手な人たち』が存在できる、サロンは強い」とは?】

今回のご登場は1月号の「ザ・ターニングポイント」の、福岡県福岡市『switch』の隈本達也さんです。

この連載は、15年以上に渡って高い支持を得ているサロンの歴史を「ターニングポイント」を起点に振り返り、長く続く人気の秘密を探る企画です。そんなわけで、この取材中は「生き残るサロンになるために大切なこと」のヒントがビシバシ飛んでくるのですが、残念ながら文字数の関係で、本編ではお伝えしきれないことも多々ありまして…。

もったいないので、こちらで少しご紹介できればと思っております(ただし不定期で~す)。

さて「ターニングポイント」を取材中、隈本さんから何度も出てきたのが「強いチームをつくりたい」という言葉。その「強いチーム」が意味することとは…を、さらに深堀りしました!

 僕、始めから『勝手な人たち』が存在できるサロンをつくりたいと思っていたんですよ。『いきなり何を始めるんだ!?』みたいな、突飛な行動する人とか『たまに会うにはいいけど、毎日は疲れるわ~』みたいな人とか(笑)。でもね、そういう人たちのほうが、勢いがあるというか、スター性を持っていることが多い。熱心なファンがつく率が高いんです。お客様側が『あの人じゃなきゃダメ!』『あの人だから分かってくれるの』っていう風になっていく。そういう人間を内包できるサロンって強いし、スターが生まれやすいじゃないですか。僕は、自分が真面目で堅い性格だったからこそ、最初からそういうサロンをつくりたいと考えていましたね」

彼のこのお話はどの場面で出てきたのかというと「隈本さんと田中さんは25年間も共同経営を続けてきて、ぶっちゃけ一度も『もうお前とはやってられん!』って思ったことはないんですか?」と聞いた時のこと。ソッコーで「そんなのしょっちゅうですよ!!(笑)」と返してきた隈本さん(ちなみに田中さんは一度もないそうですw)。しかし、その後に出てきたのがこのお話でした。

「あ、でもこの人(田中さん)のことだけじゃないですよ?(笑) サロンって常に何人か、そういうちょっととんでもない人もいて、でもなんかバランスが取れて前に進んでいくっていうのがいい。じゃないと面白くないし、新しい発想が生まれないし、古くなってしまうから。古くならないことはとても大切です。鮮度がなくなったサロンには、お客様もスタッフも来てくれませんからね」

個々の個性を尊重し、時には生じる軋轢もうまく調整して、新陳代謝が保てるように気を配っているという隈本さん。田中さん曰く「この人、猛獣使いですから(笑)」。なるほど~!! 納得です! 何年経っても鮮度を保つ「強いチーム」をつくり続けるポイントがここにもあったんですね。

「長く愛される店」になるためのヒントが満載の、1月号『switch』の「ザ・ターニングポイント」も、ぜひお読みくださいね!(^-^)

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