インスタグラムを使ったフォトコンテスト “カラコレ’22” 結果発表!

 

全国の美容師さんがヘアカラーのデザインを競う、インスタグラムを使ったフォトコンテスト「カラコレ」。
2022年は、“アートルーム”というテーマのもと、新たな時代の到来を感じさせる自由で楽しいヘアカラーデザインが集まりました。
その中から入賞作品と撮り下ろし作品を発表します!

カラコレ’22 クリエイティブ部門

「印象的な配色でパッと目に飛び込んでくるようなヘアカラーを、既存のテクニックやセオリーにとらわれない自由な発想で表現する」ことが審査のポイント。

上位受賞者は副賞として、小社にて作品の撮り下ろしを行いました。

 

GRAND PRIX 発表 / クリエイティブ部門

撮り下ろし作品

color,hair&make-up : TOMOKO YOSHIDA(ヘアスタジオHYT)

撮影作品のポイント
必要最小限のリフトで出せる色を狙って、発色の良いレッド系の色をチョイスしました。こめかみ周りのヘムラインは地毛の黒を残してローライト的に引き締め、彼女の透明感を引き立たせつつ、クールで少しミステリアスな雰囲気に。普段の作品撮りでもそうなのですが、衣装も自分で制作していて、トータルで私が好きな世界観を表現できたと思います。

Color recipe
1. こめかみ部分を除く全体をブリーチで15レベルまでリフト/レセパウダーブリーチEX(6%OX2.5倍)
2. こめかみ部分を除く全体の根元1~2センチのディープレッド/イロジカケ インペリアルレッド(2%OX)
3. 根元以外の全体のピンクレッド/イロジカケ インペリアルレッド+チャームピンク=1:1(2%OX)

 

受賞作品のポイント

モデルさんの肌に合わせて、オークル系のファンデーションをベースにメイクし、その雰囲気に合う透明感のあるベージュ系のハイトーンに。黒で締めたアンダーセクションを見せることで、ヘアカラーを際立たせました。

ヘアスタジオHYT オーナー兼スタイリスト  吉田智子さん

グランプリに選んでいただけたことはもちろんですが、憧れの『SHINBIYO』に載ることができてとても嬉しいです。撮り下ろしも楽しく取り組めました!これを機にまた挑戦したいと思います。

 

ベストカラーリング賞 発表 / クリエイティブ部門

撮り下ろし作品

color&hair : MASAMITSU KONDO make-up : RISAKO KAWADA(共にTJ 天気予報)

撮影作品のポイント
モデルさんのかっこよさに、少し甘さを加えることを意識してデザインしました。ヘアカラー・メイク・衣装の色相やトーンを、ピンクとグレイで揃えたのがポイントです。

Color recipe
1. ハチ上を2ブリーチで18レベルまでリフト/レセパウダーブリーチEX(6%OX2.5倍)
2. バングのピンク/プロマスター R-9/8+V-6/5=10:1(2%OX)
3. ベースのグレイ/プロマスター A-9/8+V-6/5+CB-5 =1:5%:5%(2%OX)

 

 

TJ 天気予報 ディレクター 近藤正充さん

今回はヘアカラーを主体にデザインを考えるというアプローチに挑戦したのですが、それが自分にとって新鮮で楽しく取り組めました。

 

ベストデザイン賞 発表 / クリエイティブ部門

撮り下ろし作品

color&hair : HARU YANAGIBASHI(EAST HAM) make-up : YUKA KUDO

撮影作品のポイント
60’Sっぽいタイトなフォルムに対して、フロントやもみあげに動きをつけたり、アクセ
ントとなるピンク系のカラーを入れ、レトロ×パンクのミクスチャーを表現しました。

Color recipe
1. 根元を1センチ空け、全体をブリーチで15レベルまでリフト/レセパウダーブリーチEX(6%OX2.5倍)
2. フロントともみあげのヘムラインのピンク/イロジカケ クリア+チャームピンク=1:1(2%OX)
3. 全体に入れたピンクのハイライト/イロジカケ クリア+チャームピンク=5:1(2%OX)
4. ベースのグレージュ/イロジカケ クリア+モノトーン=5:1(2%OX)

 

 

EAST HAM クリエイティブディレクター 柳橋Haruさん

顔見知りの方々が受賞されていて、良い意味で緊張感のある撮影でした。モデルさんやホーユーさんのおかげで素敵な撮影ができました。

 

ホーユー プロフェッショナル賞 発表 / クリエイティブ部門

撮り下ろし作品

color&hair : TADASHI KUBOYAMA(cyan) make-up : YUKA KUDO

撮影作品のポイント
髪の動かし方次第で、表面のピンクとオレンジが重なったり混ざり合ったりする変化を楽しめるデザインに。アンダーの濃いめのパープルで、それを引き立てています。

Color recipe
1. ハチ上をブリーチで17レベルまでリフト/レセパウダーブリーチEX(6%OX2.5倍)
2. 表面のピンク/イロジカケ クリア+チャームピンク= 10:1(2%OX)
3. 表面のオレンジ/イロジカケ クリア+ネーブルオレンジ= 1:1(2%OX)
4. ハチ下のパープル/イロジカケ ギャラクシーブルー+ゴシックパープル= 1:1(2%OX)

 

 

cyan オーナー兼スタイリスト 久保山匡史さん

クリエイティブ部門の受賞は初めてなので、撮り下ろしに参加できて嬉しいです。グランプリを目指して今後も頑張りたいと思います!

 

SHINBIYO賞 発表 / クリエイティブ部門

撮り下ろし作品

color&hair : MICHIKO OSADA(uvrir) make-up : YUKA KUDO

撮影作品のポイント
使用色はピンク、レッド、パープルに絞って、さりげないけど可愛い感じを狙いました。パープルで影をつくったり濃いレッドを忍ばせるなど、絶妙な配置がポイントです。

Color recipe
1. 全体をブリーチで16レベルまでリフト/レセパウダーブリーチEX(6%OX2.5倍)
2. ベースのペールピンク/イロジカケ( チャームピンク +ゴシックパープル=1:1 )+クリア= 1:1(2%OX)
3. 根元のペールパープル/イロジカケ クリア+ゴシックパープル=10:1(2%OX)
4. レッド/イロジカケ インペリアルレッド(2%OX)
5. パープル/イロジカケ ギャラクシーブルー+ゴシックパープル= 1:1(2%OX)

 

 

uvrir オーナー兼スタイリスト 長田倫子さん

『SHINBIYO』のスタジオで撮影するという目標が叶って嬉しいです! 撮り下ろしの作品も妥協せず、自分の一番「好き」を表現しました。

 

 

■使用薬剤 プロマスター/イロジカケ/レセパウダーブリーチEX(すべて医薬部外品)  ■使用上の注意 ● ヘアカラー、脱色・脱染剤(医薬部外品)は、「使用上の注意」をよく読んで正しくお使いください。 ● ヘアカラーでかぶれたことがある方には、絶対に使用しないでください。 ● ヘアカラーをご使用の前には、毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をしてください。 ■レセパウダーブリーチEXの使用上の注意点 ●「 使用上の注意」をよく読んで正しくお使いください。 ● 過硫酸塩配合の製品でかぶれたことがある方には絶対に使用しないでください。 ● 本品は過硫酸塩配合の製品でアレルギー反応をおこすことがあります。

 

各審査員賞 発表 / クリエイティブ部門

美容業界を牽引する審査員が厳選した作品です。

 

BLANCO 伊佐治稚佳賞

VISAGE 坂本朋広さん

 

MINX 岡村享央賞
AFLOAT 宮村浩気賞

EAST HAM 柳橋Haruさん

 

BEAUTRIUM 川畑タケル賞

ヘアスタジオHYT 吉田智子さん

 

GARDEN 河野悌己賞

e-style 西山太介さん

 

OCEAN TOKYO 高木琢也賞
U-REALM 高木裕介賞

TJ 天気予報 近藤正充さん

 

kakimoto arms 高原紀子賞

BRaeVE hair design 堀川宏樹さん

 

FaNNa 塚本 繁賞

TORE 飛川淳治さん

 

VeLO 鳥羽直泰賞

LOJE 加納寛之さん

 

ALBUM NATSUMI賞

RASHIKU 井上慎也さん

 

Sraw 柳 亜矢子賞

riff design labo 竹井麻名美さん

 

DADA CuBiC 吉村英美賞

レガロ 佐藤哲也さん

 

審査員総評 / クリエイティブ部門

 

BLANCO 伊佐治稚佳さん

イロジカケなど鮮やかなカラー剤が増えていることもあり、多色使いの作品が多く見応えがありました。印象の強い色を使う分、どこかを引いて見せることや、色をシンプルに上手く使うなどの計算が、より大切になると思います。

 

MINX 岡村享央さん

写真の寄り引きなどの撮り方も含め、デザインや見せ方のバリエーションがとても広かったように感じます。その中でも、今の流行とは関係なく、ヘアの形や色のバランスに新しさを感じさせる作品が目に留まりました。

 

BEAUTRIUM 川畑タケルさん

カメラワーク、ヘアスタイル、カラーリングがきれいにまとまっていて、映画の主人公のような魅力のある作品を選ばせていただきました。クリエイティブ部門でも過剰につくり過ぎていない素敵な作品が増えましたね。

 

GARDEN 河野悌己さん

既存のテクニックやセオリーにとらわれないというテーマもあり、面白いアイデアや新しい表現が多かったと思います。こういった作品を見ることで、発想力を磨いたり、デザインの引き出しを増やしていきたいですね!

 

OCEAN TOKYO 高木琢也さん

色をたくさん使った足し算のデザインも増えていますが、要素を削ぎ落した中で、モデルさんに似合っている作品を評価させていただきました。表現の“遊び”の幅も広がっていて、僕もとても勉強になりました。

 

U-REALM 高木裕介さん

技術力も高く、“落としどころ”が絶妙な人が増えましたね。一方で、上手だしセンスも良いんだけど既視感のある作風も見受けられました。何かを参考にしたとしても、それを超えるオリジナリティが大事になってくると思います。

 

kakimoto arms 高原紀子さん

今回私が上位に選ばせていただいたのは、どこかに違和感を感じる作品です。もちろん調和も大事ですが、新鮮さや新しさという部分で、“引っ掛かる何か”がバランスよく取り入れられたデザインが印象に残りました。

 

FaNNa 塚本 繁さん

今年特に目を引いたのは、フォルムや質感を活かす独創的な配色が入った作品。クリエイティブ部門では、人が考えつかないような表現に挑んでいて、かつ発色も美しいことが見る側の感動につながるのかなと思います。

 

VeLO 鳥羽直泰さん

デザインも写真のムードもバリエーションに富んでいて、楽しく拝見しました。今の時代の流れを意識することも大切だと感じているので、個人的にはハッピーで気持ちの良い表現をしている作品に心が動かされました。

 

ALBUM NATSUMIさん

今は一般女性もヘアデザインやヘアカラーを自由に楽しむようになり、そういうリアリティブ化の傾向が反映された作品も多かったように感じます。私自身も、サロンワークに活かせるヒントや刺激をいただきました。

 

AFLOAT 宮村浩気さん

正直な感想としては、色出し、シルエットや質感のつくり方が割と似ているものが少なくなかったなというところ。その中でも、目を奪われるような色使い、枠から外れた新しさを感じる作品を選ばせていただきました。

 

Sraw 柳 亜矢子さん

比較的立体的なデザインが多かった中で、私はシンプルだけれど、それだけではない新しさを感じる作品を選ばせていただきました。全体的にはヘアカラーの技術も写真も、非常にクオリティが高かったと思います。

 

DADA CuBiC 吉村英美さん

「カラフル」かつ「パワフル」な作品が多かったですね。少し残念だったのは、いい感じのヘアカラーが、他の要素によってバランスが崩れてしまっている作品があったこと。全体を見つつ“引く”ことも大切だと思います。

 

SHINBIYO 編集長 工藤 亮

今回は自由度が高い分、難しいテーマであり、例年に比べ評価も割れたように思います。
個人的には、ヘアカラーを主役としたデザインとして成立していて、かつフォト表現において斬新さを感じる作品が目に留まりました。

 

サロンワーク部門 各賞発表

 

「コラージュアートのように、あなた自身の“ときめくもの”をブレンドし、見る人も思わずキュンと胸が高鳴るようなヘアカラー」がテーマ。
すぐに試してみたくなるような、素敵なデザインが揃いました。

 

kakimoto arms 細畑久寿さん

 

teto hair 渡辺仁史さん

 

Daisy duex Ryotaさん

 

vetica 英太さん

 

BLANCO nao. さん

 

BLANCO 伊佐治稚佳賞
AFLOAT 宮村浩気賞

teto hair 渡辺仁史さん

 

MINX 岡村享央賞
DADA CuBiC 吉村英美賞

vetica 英太さん

 

BEAUTRIUM 川畑タケル賞

sii 嶋田海誠さん

 

OCEAN TOKYO 高木琢也賞

BUNMEE 光田実加さん

 

U-REALM 高木裕介賞

Maison Noella 中川拳士郎さん

 

GARDEN 河野悌己賞
FaNNa 塚本 繁賞

kakimoto arms 細畑久寿さん

 

kakimoto arms 高原紀子賞

TAYA 那知丈人さん

 

VeLO 鳥羽直泰賞

HOLIDAYS 西村美帆さん

 

ALBUM NATSUMI賞

BLANCO スパイラル 綾華さん

 

Sraw 柳 亜矢子賞

HOLIDAYS 西村美帆さん

 

海外部門発表

YiPi hair(Korea) Seung さん

 

たくさんの作品投稿をいただきありがとうございました!

 

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【 問い合わせ先 】

hoyu Professional カラコレ’22 運営事務局
特設サイト:hoyu-color-collection.com
mail:office@hoyu-color-collection.com

 

 

*月刊『SHINBIYO』2023年4月号より転載