インスタグラムの前髪発信でインパクトを残す方法 ~ELEANOAH TOKYO豊田 翔さんの場合~

『SHINBIYO』 4月号の前髪特集/「下ろし流し」と「シースルーバング」にご登場いただく、『ELEANOAH TOKYO』豊田 翔さん(toyosho_eleanoah)は“前髪コンサルタント”としてインスタグラムでも人気のデザイナー(フォロワー4.4万人)。インスタ経由の新規客も多く、その発信のコツをお聞きしました。

『ELEANOAH TOKYO』豊田 翔さん(toyosho_eleanoah)

 

「僕の発信の特長は、『サムネイルを見るだけでその人のお悩みが分かること』『ヘアスタイルの写真だけで載せないこと』。SNSはサロンワークの空気感を知ってもらうためのものなので、基本は動画ベースです」

都会の美容室ということで、敷居が高そうと感じるお客様が多いため、親しみやすさを感じさせるように、絵文字を多用したり、文体もしゃべっているような温かみを感じてもらうことを心がけているそうです。

「SNSは正解がないので常に反応をチェックして、刺さってない投稿は下げて内容を一部変更して再投稿したりしています」

サロン代表として多忙な豊田さんですが、今でも1日1投稿はするように心がけているそうです。

サムネイルは写真だけでなく、テキストを組み合わせてお悩みを一目で伝える
(toyosho_eleanoah インスタグラムより)

特にビフォア→アフターのジャンプ度が高い&注目してほしい記事には保存版などのマークをプラス。 (toyosho_eleanoah インスタグラムより)

「編集は2時間くらいかかってしまいますね。動画の撮影許可を取れたお客様のデータがたくさんあって、正直、編集が追いついていません(苦笑)。最近はショート動画が流行っているため、昔は5分程度にまとめていたものを、1分半ぐらいの短さでまとめるのが大変です」

豊田さんは以前からビフォアアフター動画を投稿していましたが、多々ある類似発信の中で頭一つ抜け出すために意識しているのは、ビフォアからのジャンプ具合。

「ビフォアアフター動画では言葉は添え物。素敵に変化したアフターが何より説得力を持つ世界です」

若い時から休みを返上して、ヘアメイクの仕事をする先輩のヘルプに入っていた豊田さん。ヘアメイクの現場で瞬時にモデルの「かわいい」を引き出す先輩の仕事に強い衝撃を受けたそうで、豊田さん自身もお客様を見た瞬間、似合うスタイルを複数思いつく瞬発力をつけるように、日々トレーニングしてきたそうです。

都会の美容室=敷居が高いと思わせたくないので、温かみのある文体を心がけている

「サロンワークではお客様の言われた通りにできるだけではダメで、期待を大きく上回る『かわいい』を発見することがリピートにつながります」

親しみのある発信と、見る人の目が止まるアフターのジャンプ力。その2つが豊田さんの発信の強みと感じました。

豊田さんが担当した
三角ベースの取り方が新しい! 薄くても流れやすい「下ろし流し」のテクニック
が掲載された4月号、絶賛発売中です。
ぜひ豊田さんの前髪テクニックを誌面でご覧ください。
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