ラボで実験するかのように常識にとらわれない 自由なサロンカラーリングの挑戦をサポート

新たに開発された『アクティブジェリー』が塩基性カラー(※1)の性能を引き出す

SOMARCA Lab.

以前は一部の人のものだったハイトーンカラーが広く浸透し、彩度や濃度のニュアンスを楽しむ、こだわりの色味が求められるようになってきている。ホーユー株式会社プロフェッショナルカンパニーは2月16日にサロンカラーブランド『SOMARCA lab.(ソマルカラボ)』から、8色の『カラージェリー』とクリア剤の『ジェリーメディウム』を発売した。より幅広いサロンカラー、“彩現ないクリエイション”を 提案できるブランドとして開発されたという『ソマルカラボ』について、同社マーケティング室の仲嶋友範さんにお話を聞いた。

この新製品の大きな特徴として、塩基性染料を使用したカラーリングに適したベース基材『アクティブジェリー』の開発があげられる。

「当社従来品にも使われていたクリーム基材と比べて、『アクティブジェリー』には様々な利点があるんです。まず操作性。伸びの良さと食いつきを両立したテクスチャーで、剤の混合から、塗布、毛髪へ馴染ませる一連の作業がとてもスムーズです。そしてジェリーならではの、液色のクリアさによる視認性。クオリティの高いカラーをしたい美容師さんにとって大きな助けになると思います」

さらに『アクティブジェリー』はその浸透性の高さが色ムラを抑え、均一感のある染まりを可能に。また誤って頭皮についても落としやすいという特性も備えている。美容師が塩基性カラーを使う際に感じる「これ、なんとかならないかなー」に対応してくれる製品と言える。

ブリーチ毛にクリアな色を出すとなれば、これまではHC染料がお馴染みだったが、『カラージェリー』ではそのHC染料が使用されておらず、塩基性染料のみが配合(※2)されていることも注目したい。

「開発チームが塩基性カラーの気になる点を美容師さんにリサーチしたところ、褪色がきれいではないこと、残留色素が邪魔して次のカラーが難しい、という声が多かったのです。HC染料は色調整に便利なのですが、褪色コントロールがしにくいという課題もあります。そこで『ソマルカラボ』は塩基性染料のみでの設計に取り組みました。染めた時がゴールではなく、その後のこと、染着から褪色まで安定した色味を維持できることを目指しました」

 

青系に染めたのに、褪色したら赤っぽくなってしまった…ハイトーンカラーを手掛ける美容師なら一度は経験したことがあるこうした悩みも、『ソマルカラボ』なら対応してくれる。HC染料に頼らずに実現した8色の『カラージェリー』は、美容師のクリエイティブ魂をそそる色展開。
クリア剤『ジェリーメディウム』と合わせればこだわりの色彩にコントロールでき、色の可能性は大きく広がる。毛髪補修成分の配合や、環境へ配慮した製造過程とパッケージの採用など、今の時代に必須の要素も備えている。

「塩基性カラーは使いこなしている美容師さんも多いのですけど、アクセントカラーとしてだけ利用されていたり、まだまだ使い方が限定されているのが現状。これはとても勿体ないと思うんです。何より化粧品分類のヘアケア剤(トリートメント)なので酸化ダメージが全くない、これは大きなメリット。ケア意識の高いお客様にアピールして、サロンカラーの可能性を広げていただきたいですね」

 

※1 塩基性染料を使用したカラーリング剤  ※ 2 染料として

取材協力:ホーユー株式会社 プロフェッショナルカンパニー