継続的なカラー、物理的なダメージ、エイジングなどの影響から、髪は少なからずダメージしているものです。
今時のストパー施術では、こうしたダメージ前提で薬液のパワーをコントロールしていく必要があります。
一目で分かる還元剤コントロールの目安表を作成
「でも、何を目安に薬液を選べばいいの?」
とお悩みの皆さんにお勧めしたいのが、SHINBIYO5月号で『Cura』森 正臣さんにご提案いただいた「明度×太さで考える還元剤コントロール」の方法です。
見開きのページ大で作成しているので、ぜひバックルームに貼って活用してください。
「明度」と「太さ」を軸に、「pH」と「アルカリ度」で選ぶ
この目安表の基本とするのは、「アンダーカラー」と「髪の太さ」。
この2つを軸にして、どんな還元剤を選べばいいのかが一目で分かるように、まず確認したいアンダーカラーのレベルスケールをつけました。
お客様のアンダーカラーを選んだら、そこから表を下にたどっていけば、還元剤を選ぶ時の目安にする、「pH」と「アルカリ度」の数値が確認できます。サロンで使っている薬液のスペックを確認して、選べばいいので簡単です。

アンダーカラーのレベルスケールもついているので、お客様の髪と比較できて使いやすい。
pH5~6の酸性薬液が1本あれば、pH7、8程度の薬液を調整できる
この表に載せているpHは9~5、アルカリ度は4~0ml。pH7以下の酸性パーマの薬液がサロンにないという場合、ぜひpH5~6の薬液を1本用意することをお勧めします。
それがあれば、お店にあるpHの高い薬液と混ぜて、pH7、8程度の薬液をつくることも可能。
今回の企画では、その調整方法やレシピを公開! ぜひ実際に試してみてください。

pH6とpH8.8の薬液をミクッスして、pH7、8程度の薬液をつくるレシピを作成してもらった。
ケーススタディでは、調整した薬液を使用した対応テクを紹介
企画内では、実際に2ケースのストパーテクニックを紹介していて、上のレシピで調整した薬液を使った対応テクを紹介しています。
また、1ケースについては、動画でもテクニックを紹介していて、ここではダイジェスト版をご覧いただけます。
こちらの動画のフルバージョンは、『SHINBIYO』2023年5月号をご購入いただくと、本誌掲載のQRコードからご覧いただける「読者限定」となっています。
ストパーの還元剤コントロールについて、詳しく知りたいという方は、ぜひ5月号をご覧ください。
ストパー&カラーの共存テクニック SHINBIYO 2023年5月号
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