サラッと軽く、柔らかな質感でまとまる“髪の化粧水”として 技術者から絶大な人気を誇る

スタイリング

コタスタイリング ベース  B1(ビーイチ)

 

スタイリング前の「ベース=下地づくり」に不可欠なアイテム
競争が激しいアウトバストリートメント市場で毎年、販売高は過去最高に
サラッと軽く、柔らかな仕上がりのアウトバストリートメント
水分と油分の長所を合わせ持つ処方が新しい価値をつくる

 

アウトバストリートメントなどヘアケア製品のトレンドは年単位で変わると言われている。ましてや、このマーケットで2、3年の間、一定のシェアをキープし続ける製品となると、その数はかなり絞られる。

そんなシビアなマーケットで、6年連続で右肩上がりに売れ続けている、驚愕の製品がある。

今回ご紹介するコタ株式会社の『コタスタイリング ベース  B1』(以下、B1)が、その製品だ。

『B1』は、『コタスタイリング ベース』というアウトバストリートメントラインの一品。
同ラインは、仕上がりなどが異なる5 つの製品をラインナップしているが、いずれも多くの美容師から支持されており、中でも際立って人気が高いのが、この『B1』だ。

『B1』の人気を後押ししているのは、ブランド名にある「スタイリング ベース」というコンセプトが関係している。

スタイリング ベースとは、文字通り、スタイリング前の「ベース=下地」をつくることを言う。化粧品で言うなら、基礎化粧品という位置づけだ。

実際、ミスト状になる『B1』を髪に噴霧すると、サラサラとした軽い仕上がりになる。しかも、軽さだけではなく、そこへ独特の柔らかさとまとまりもプラスされる。
また、髪に直接噴霧するという手軽な使い方も、ベース剤として重宝されるところだ。

製品開発に携わった同社研究部の髙瀬修一さんは、その秘密をこう説明する。

「ミスト状になる剤型は水性成分ベースなので、軽い質感をつくるのには適しています。ただ、軽さを追求しすぎると、毛先がパサッと広がってしまいますので、『B1』はそれらを抑える機能を持たせる必要がありました。そこで取り入れたのが、油分の“可溶化”です。溶液が乳白色に濁るくらいの油分を配合することで、『B1』ならではの仕上がり感を表現できました」

絶妙な割合で配合された油分。その代表成分が「シーバックソーンベリーオイル」だ。このオイルは、乾燥に強く、保水力に優れ、砂漠の緑化にも使用されるシーバックソーンという植物の実から抽出されたもの。

オイル成分が毛髪内部に浸透し、毛髪内の水分を抱え込んでうるおいを長時間キープできる。さらに毛髪表面には疎水膜を形成し、ケア成分やうるおいを閉じ込めて逃がさないのが特長だ。

またケア成分には、同社オリジナルの「ケラミドロール」を配合。同成分は、 CMCに近い構造の成分をナノ化することにより、毛髪を補修し、水分保持力を高めることができる。

『B1』のヘビーユーザーたちは、スタイリング前に『B1』をつけるのは当たり前。しかも面白いことに、『B1』をつけた上から、さらに別のアウトバストリートメントを重ねづけし、質感変化を楽しんでいる。

それも『B1』の持つ、“髪の化粧水”としてのパフォーマンスの高さ故のことだろう。

実際に『B1』は使い続けると、しっかりとした髪質に変化していく処方が組まれている。
同社のコーポレート・スローガンは、「女性は髪からもっと美しくなれる」。『B1』はまさにこの美の本質を具現化した一品。そうしたつくり手の想いがユーザーに届いた結果、冒頭のロングセラーという奇跡が起こった。そしてその奇跡は今もなお続いている。

 

>>>コタスタイリング ベース B1のまとめ

Point 1
サラッと軽く柔らかな質感と、毛先のまとまり感を両立した仕上がり感
Point 2
つけた手もベタつかず、手軽に使える機能性の高さ
Point 3
アウトバスの重ねづけなど、使い方にも拡張性が高い

 

取材協力:コタ株式会社
*月刊『経営とサイエンス』2022年1月号 連載「推しの一品」より転載

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