コタスタイリング ベース B1(ビーイチ)
スタイリング前の「ベース=下地づくり」に不可欠なアイテム
競争が激しいアウトバストリートメント市場で毎年、販売高は過去最高に
サラッと軽く、柔らかな仕上がりのアウトバストリートメント
水分と油分の長所を合わせ持つ処方が新しい価値をつくる
そんなシビアなマーケットで、6年連続で右肩上がりに売れ続けている、驚愕の製品がある。
今回ご紹介するコタ株式会社の『コタスタイリング ベース B1』(以下、B1)が、その製品だ。
『B1』は、『コタスタイリング ベース』というアウトバストリートメントラインの一品。
同ラインは、仕上がりなどが異なる5 つの製品をラインナップしているが、いずれも多くの美容師から支持されており、中でも際立って人気が高いのが、この『B1』だ。
『B1』の人気を後押ししているのは、ブランド名にある「スタイリング ベース」というコンセプトが関係している。
スタイリング ベースとは、文字通り、スタイリング前の「ベース=下地」をつくることを言う。化粧品で言うなら、基礎化粧品という位置づけだ。
実際、ミスト状になる『B1』を髪に噴霧すると、サラサラとした軽い仕上がりになる。しかも、軽さだけではなく、そこへ独特の柔らかさとまとまりもプラスされる。
また、髪に直接噴霧するという手軽な使い方も、ベース剤として重宝されるところだ。
製品開発に携わった同社研究部の髙瀬修一さんは、その秘密をこう説明する。
「ミスト状になる剤型は水性成分ベースなので、軽い質感をつくるのには適しています。ただ、軽さを追求しすぎると、毛先がパサッと広がってしまいますので、『B1』はそれらを抑える機能を持たせる必要がありました。そこで取り入れたのが、油分の“可溶化”です。溶液が乳白色に濁るくらいの油分を配合することで、『B1』ならではの仕上がり感を表現できました」
オイル成分が毛髪内部に浸透し、毛髪内の水分を抱え込んでうるおいを長時間キープできる。さらに毛髪表面には疎水膜を形成し、ケア成分やうるおいを閉じ込めて逃がさないのが特長だ。
またケア成分には、同社オリジナルの「ケラミドロール」を配合。同成分は、 CMCに近い構造の成分をナノ化することにより、毛髪を補修し、水分保持力を高めることができる。
『B1』のヘビーユーザーたちは、スタイリング前に『B1』をつけるのは当たり前。しかも面白いことに、『B1』をつけた上から、さらに別のアウトバストリートメントを重ねづけし、質感変化を楽しんでいる。
それも『B1』の持つ、“髪の化粧水”としてのパフォーマンスの高さ故のことだろう。
実際に『B1』は使い続けると、しっかりとした髪質に変化していく処方が組まれている。
同社のコーポレート・スローガンは、「女性は髪からもっと美しくなれる」。『B1』はまさにこの美の本質を具現化した一品。そうしたつくり手の想いがユーザーに届いた結果、冒頭のロングセラーという奇跡が起こった。そしてその奇跡は今もなお続いている。
>>>コタスタイリング ベース B1のまとめ
Point 1
サラッと軽く柔らかな質感と、毛先のまとまり感を両立した仕上がり感
Point 2
つけた手もベタつかず、手軽に使える機能性の高さ
Point 3
アウトバスの重ねづけなど、使い方にも拡張性が高い
取材協力:コタ株式会社
*月刊『経営とサイエンス』2022年1月号 連載「推しの一品」より転載