長持ちするのはどっち? そっくりな2つのスタイルを比べてみよう【8月号特集】

8月号特集テーマは「持ちの良いカット」。

1か月経ってもヘアスタイルが崩れなかったら、お客様も「あの人上手い」って実感してくれるはず。特にショートは伸びると気になる人が多いので、長持ちするカット、大事です。

DADA CuBiC小林和哉さんの「フォルムが崩れない」カット

DADA CuBiC 小林和哉さん

「長持ちするカット」をテーマに、小林さんがつくってくれたスタイルが冒頭のスタイル。今っぽい柔らかさのあるショートグラです。

モデルスタイルのカットが気になるところですが、まずウィッグで「長持ちするカット」を検証してみましょう。

よく似た2つのスタイルで検証してみよう

こちらがショートグラA

こちらがショートグラB

この2つのスタイル、一見そっくり。だけどカットが全然違うんです。

 

どっちのショートグラが長持ちするの?

種明かしをすると、長持ちするのはAのショートグラ。

小林さんによると、ベースカットの時点で軽さを出しておくというのが何より重要。だからグラのスタイルにもレイヤーを組み合わせます。

Aはミドルセクションはグラですが、オーバーはレイヤーで切られています。

 

重くなりやすい耳後ろもレイヤーで切られている。

 

一方、Bはセニングで軽くしてあるけれど、ベースカットは基本的にグラデーションなのです。

「切った直後はほとんど変わらないけれど、1か月後、Bは重たく見えてきます。Aはレイヤーを取り入れているので、伸びてもフォルムのバランスはそんなに狂わないはず」と小林さん。

ベースは重めに切っておいて、軽さはセニングで出せばいいやというカットだと、伸びてきた時に崩れやすいんですね。

 

カットのフルプロセスが動画で見れます

冒頭で紹介したモデルさんのカットを動画で見れます。ベースカットからセニングまで、小林さんの解説がわかりやすい! 8月号27ページのQRコードから視聴できます。ここではすこしだけおすそ分け。

【新美容】伸びても崩れにくいベースカット/『DADA CuBiC』小林和哉【限定動画ダイジェスト】

ベースカットでレイヤーを活用。セニングは目的に合わせて必要なところだけ。

持ちの良い切り方がよくわかるSHINBIYO8月号、ぜひ見てくださいね。

 

8月号の内容はこちら

https://www.shinbiyo.com/shinbiyo-2023%e5%b9%b48%e6%9c%88%e5%8f%b7/

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