※このホームケア対談は、弊社から長門様に依頼をし、頂いたコメントを編集しています
私たちの生活にも馴染み深い家電メーカーであるパナソニック株式会社は、ヘアケアや頭皮ケアの分野でも非常に優れた商品をつくっています。今回は「髪のお悩み解決人」として絶大な支持を得ている『NOT』の長門政和さんと、パナソニックの商品企画や開発の担当者に、最新機器の情報を交えながら、ヘアケア&頭皮ケアの重要性について対談していただきました。
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長門政和▶▶▶NOT 代表。カット技術はもとよりケミカル知識にも長け、カラー・パーマ・ストレートなどオールマイティに得意とする。特にエイジングの悩みを解消する技術力の高さに定評があり、リピーターが絶えない。
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加藤将弘▶▶▶パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティビジネスユニット ヘアケア商品企画課 主幹
加藤 長門さんは、お客様のご自宅でのヘアケアに関しては普段どんなアドバイスをされていますか?
長門 一番多いのは、その方の髪質に適したシャンプー、トリートメントについてのご説明ですね。それから、洗髪後は濡れたまま放置せずしっかり乾かしてください、ということはお伝えしています。
加藤 髪のプロである美容師さんはドライヤーに関する相談を受けることも多いのかなと思います。例えば、業務用ドライヤーと家庭用ドライヤーの違いについて聞かれることはありますか?
長門 あるにはありますが、僕はその2つはパワーの差こそあれ、乾かす性能にそこまで違いはないと思っていて、特定のドライヤーを勧める機会ってそんなにありませんでした。ただ、今回ご紹介いただいた「ヘアードライヤー ナノケア」は、ただ乾かすだけではなく、髪にうるおいを与えるという部分で、お客様に興味を持っていただけそうだなと感じました。
加藤 実際にご使用になられてみていかがでしたか?
長門 めちゃくちゃ良かったですよ! まず、コンパクトなのに風量がある。それから、自分の髪でも人の髪でも試しましたけど、ドライした後にかなりしっとりして、まとまりがとても良くなりますね。
加藤 ありがとうございます。そこは最大の特長でして、風の吹き出し口の下にある放電ユニットから「高浸透ナノイー」を放出することで、髪に“水分補給”ができるんです。これは、寒い日に窓ガラスに結露ができるのと同じ原理を利用して、空気中の水分を集めて、それを電気の力で細かくして飛ばしています。また、電極には亜鉛が含まれており、「ミネラルマイナスイオン」も同時に発生させています。
長門 これは大人の女性にもかなり喜ばれると思います。乾燥しやすくなったり、うねりやパサつきが出てきた時に、必要なのはやはり水分。若さの印象って、絶対的に髪の“ツヤ”が不可欠だと思うんですけど、例えばサロンでどんなにきれいにしても、ご自宅でのケアがおろそかだと良い状態はすぐになくなってしまいます。その点、毎日使うドライヤーで水分がしっかり補えたらすばらしいですよね。
加藤 もうひとつ特長としてお伝えしたいのが、髪を乾かしながら水分を補うだけではなく、先程申し上げた「ミネラルマイナスイオン」によってキューティクルを引き締めて、その密着性を高める点です。
長門 毛髪の表面が整うということは、髪を摩擦などのダメージから守る効果にもつながりそうですね。
加藤 そうですね。ダメージそのものが緩和されるわけではありませんが、キューティクルが開いたままになるのを防ぎ、その結果としてヘアカラーの褪色抑制効果もあります。
長門 なるほど。「非常に細かい水が出ていて髪がうるおう」「ヘアカラーの色落ちが抑えられる」というのは、お客様に響くアピールポイントになりそうです。形状も持ちやすくて軽いので、そういう使い勝手の良さも女性に喜ばれそうだなと思いました。この持ち手の角度も絶妙に計算されていますよね?
加藤 おっしゃる通りです。ハンドル部分は人間工学に基づいて、自分に向けるのに適した形状になっています。重心が安定しにくいために重く感じたり、腕を高く上げる必要があると、ドライヤーの使用は毎日のことなので辛くなってしまいますよね。「ヘアードライヤー ナノケア」は髪に当てて動かす時に、重さを感じにくいバランスに設計しました。また、電源コードにもこだわっており、毎日長く使えるように、軽くて耐久性があるものにしています。
長門 なるほど。とことんユーザーの使い勝手を追求されていますね。
加藤 パナソニックは日本で初めてドライヤーをつくったメーカーでして、以来85年間、常に改良を続けています。そのこだわりや最新の技術を、美容師さんにも知っていただけたら嬉しいですね。
長門 僕らもプロとして様々な製品知識を備えておくことで、お客様に新しい情報を提供できますし、そういうことが美容師の価値の向上にもつながると思うので、今日は貴重なお話が聞けて良かったです。
ヘアードライヤー ナノケアの「うるおい可視化」の検証動画をご覧いただけます
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小野秀夫▶▶▶パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 ビューティ・パーソナルケア事業部 ビューティビジネスユニット ビューティ商品部 ヘアケア技術開発課 主任技師
長門 『NOT』ではヘッドスパメニューは既存のお客様しかお受けしていないのですが、やはり安定したニーズがありますね。その背景には、単にリラクゼーションを求めるのではなく、頭や頭皮周りを健やかに保ちたいという健康志向の高まりがあるように思います。
小野 弊社でも頭皮をもみ洗う商品を10年以上前から販売しているのですが、その背景には洗髪がきちんとできている方が少ないという課題がありました。頭皮をきれいにできて、バスタイムが楽しくなることを目指して開発したのが「頭皮エステ」になります。長門 ブラシのアタッチメントが2種類あるんですね。
小野 はい、動きが2種類ありまして、回転の動きで頭皮をひねりながらもみ洗う「ワイドフォーフィンガースパイラル」と、広い面で頭皮を引き上げ洗う「ストレッチスライド」の2つのアタッチメントをご用意しています。
長門 どちらも試したんですけど、特に「ストレッチスライド」はびっくりするくらい気持ち良かったです。
小野 本当ですか! ありがとうございます。動きの特長としては、「フォーフィンガー」は、ブラシの軸が傾かずに、頭皮に密着したまま連続して回る動きで、ヘッドスパの「ぺトリサージュ」という手技を参考にしています。「ストレッチスライド」のほうは斜めに押して引き上げる動きで、同じく「プレッション」という手技を参考にしています。
長門 なるほど。耳の上の皮膚って実は意外と掴めたりするのですが、ちょうどその辺りに「ストレッチスライド」を当てると、面で頭皮を捉える動きが気持ち良くて、洗い終えた後にはスッキリしました。女性はネイルをしていたり爪が長かったりして、指の腹でしっかりシャンプーできない方って結構多いので、そういう女性にとっても画期的なアイテムですね。
長門 ブラシの突起がランダムな大きさになっているのは、どんな狙いがあるんですか?
小野 ブラシの突起一本一本をブリスルと呼ぶのですが、このブリスルが外側は高く、内側が低い階段状の配置になっています。これは、様々な頭の形状をリサーチした上で、たくさんの骨格のカーブにフィットするよう設計したものです。さらに、ブリスルは形状も、芯の硬さも一本一本に差をつけています。そうすることで、頭皮に均等に当たって、できるだけ広い面で大きく動かすことで、汚れを洗い出す効果を高めているんです。
長門 すごい! ブラシの部分も実際に触ってみて、かなり考えてつくられているんだろうなと感じました。まさに匠の技ですね。こういう豆知識、美容師は好きな人多いですよ。
小野 弊社はブラシの味つけにも非常にこだわっていると自負しています。
長門 ちなみに、2つの動きの違いはどういう使い分けを想定されているんですか?
小野 「フォーフィンガー」がベーシックという位置づけです。使い分けは、ユーザーの方の頭皮の調子や気分などに合わせて選んでいただけたらと考えております。刺激に慣れてくると、物足りなく感じてくる場合もあると思うのですが、継続的にご使用いただけるよう、違う動きで、違う心地良さを考えました。また、新しく「リフトモード」という機能をつけていまして、引き上げるリズムや動きに、より手技に似た緩急をつけています。
長門 こういう機能で、日々のシャンプーのモチベーションが上がるのはありがたいですね。頭皮をきちんと洗うことがヘアスタイルのクオリティに直結するので、結局僕ら美容師にも返ってきますから。そう考えると、ご自宅でのシャンプーってとても重要です。
小野 そうですよね。皮脂汚れが溜まると、油分が増えて毛髪同士がくっつきやすくなり、結果的に重くなってつぶれてしまいます。洗髪時に「頭皮エステ」を継続してご使用いただくことで、毛穴の洗浄がしっかりできるようになり、ハリコシを実感できます。
長門 ヘアスタイルをつくるうえで、ハリコシはツヤと同じくらい大事ですからね。「メイクは丁寧に落とすのに、頭の洗い方は雑でいいんですか?」「頭皮は顔とつながった皮膚なので、健康な状態にしておいたほうがいいですよ」ということは、もっとお客様にお伝えする余地があるなと改めて思いました。
頭皮エステのアタッチメント2種類の動きを動画でご覧いただけます。
[問い合わせ先] パナソニック理美容・健康商品 ご相談窓口 TEL:0120-878-697
*月刊『SHINBIYO』2023年12月号・タイアップ広告より転載