大幅リニューアルでメニューの可能性をさらに広げ、パワーアップしたシステムトリートメント

リニューアルで「第3のクセ毛市場」対応メニューが構築可能に 


パイモア プレックスメントリラクシングボンド Aゲルジカルボンド/同 Aクリームジカルボンド/パイモア プレックスメント アフターボンド Bヌーヴォー/パイモア プレックスメント ブースチュア セラム

株式会社パイモアから、組み合わせ次第ですべてのメニューに活用可能なシステムトリートメント『パイモアプレックスメント』が発売されたのは2018年。酸成分とアミノ酸に着目した8品目が登場し、薬剤操作を得意とするサロンを中心に大きな支持を獲得した。
その『プレックスメント』が今回、満を持しての大幅リニューアルを行ったという。常務取締役の中村観大さんと、研究開発部企画課の村上治正さんに詳しい内容を伺った。
「『プレックスメント』は2019年にも一度、リニューアルを行っています。その時は『酸』に再度注目して、新たな『酸成分』を加えるリニューアルでした。今回は毛髪のダメージの進行過程を分析し、『ダメージの逆の道筋を辿る』発想で不足した成分を補っていくことで、よりしっかりとした補修が可能となる内容となりました」(中村さん)
今回リニューアルされたのは『パイモアプレックスメントリラクシングボンド Aゲルジカルボンド』(←『リラクシングボンドAゲル』のリニューアル)、『同リラクシングボンド A クリームジカルボンド』(←『リラクシングボンド Aクリーム』のリニューアル)、『同アフターボンド Bヌーヴォー』(←『アフターボンドB』のリニューアル)、『同ブースチュアセラム』(←『ウィークリーヘアパック』のリニューアル)の4品。
内部補修を受け持つ『Aゲルジカルボンド』と『Aクリームジカルボンド』の今リニューアルにおける大きな特徴は、二つの還元型ケラチンを添加したことであろう。一つは羊毛ケラチンから作られた活性ケラチン(※3)、もう一つは羽毛ケラチンから作られた還元型ケラチンアミノ酸(※1)で、この両者で毛髪内を吸着補修する仕組みである。
また今回、新たに様々なタイプのCMCも追加された。
「配合したのは『3種類のナノ化セラミド(※4)』『ナノ化 CMC誘導体(※2)』『マイクロ化CMC類似物(※5)』などで、ダメージホールが大きい毛髪や毛先により多く、深く浸透する性質を持つことが特徴です。これにより毛髪のハリや表面疎水性、ツヤを与えることが期待されます」
と、村上さんは語る。
「さらにコハク酸※6や酒石酸(※7)なども追加し、従来からの特徴である酸成分もプラスしています」
一方、外部補修を受け持つ『アフターボンド Bヌーヴォー』には「システアミン-フマル酸会合体(※8)」「レブリン酸(※9)」「キューティクルアシスト(※10)」などを新たに配合。
「『キューティクルアシスト』はダメージを受けたキューティクルの隙間をしっかりコートし、滑らかさや光沢感を与える毛髪保護効果が特徴です。一方『システアミン-フマル酸会合体』はクシ通りを良くし、しなやかな感触に導く成分です」(村上さん)
同社では現在、『同リラクシングボンド Aクリームジカルボンド』と『同アフターボンド Bヌーヴォー』を使用した「第 3のクセ毛市場」メニューを打ち出している。
そしてこれを後押しするのが『同ブースチュアセラム』だ。導入美容ミルク発想のトリートメントで、シャンプーの後に塗布して流すと、その後のトリートメントの浸透性を大きく高める。ホームケアで使用することで、サロンケアの効果持続が期待できるのだ。
リニューアルしたこれらの製品を用いれば、いま注目の「第3のクセ毛市場」への参入も、かなりスムーズに展開できるのではないだろうか。
左:常務取締役 中村観大さん
右:研究開発部 企画課 村上治正さん