最小限のアイテムで、自在に色を楽しめる高濃度・高発色のカスタムメイドカラー

高発色とダメージレスを追求


クリエイティブ フェリエ ネオ フローム ティント デザイン

ヘアカラー全盛の今、美容師は幅広い明度と色味に対応できるスキルが要求されている。またダメージの軽減も大きな課題。それに伴い、カラー剤や処理剤の在庫管理も、頭を悩ます問題となっていると言えるだろう。
そんな時代のニーズに応える新機軸のカラー剤が、タマリス株式会社の『クリエイティブフェリエネオ』に、新たに加わった『フロームティントデザイン』である。最小限のアイテム(カラー9色、サポート3種)で、「美容師が色を自在に楽しめる高濃度・高発色のカスタムメイドカラー」であり、「中明度でも、芯から透ける高発色」と「ダメージ軽減」の両立を叶えるという製品だ。
「このカラー剤は、従来品とは大きく違った特徴を持っています」
と語る、商品企画開発部の森田道雄副課長に詳しいお話を伺った。
「近年、ブリーチをしながら鮮やかな色を楽しまれる方がいる一方で、ブリーチをせずに中明度毛でも高発色するカラー剤が求められています。しかし従来のカラー剤では、ブリーチをしないと希望色を出すのが難しい、という現状がありました。この問題を解決するために高発色の『フローム』を開発しました」
「色味とサポートアイテムを使いこなすことで、新生毛からハイブリーチ毛まで対応できるラインナップとなっています。全12アイテムなので在庫面のメリットもあると考えます。最近ではクリア剤の需要も高まっているので『F/シア―』と『F/ブースター』については、240gの大容量サイズもご用意しています」
カラー1剤は、高発色ながら、すべて同社従来品に比べアルカリ量が50%減という低アルカリ処方にすることで、長期に渡って髪への負担を軽減する設計にしつつ、パラフェニレンジアミンフリーのトルイレン処方にしている。
「『ラピスラズリ(クリアな青紫色)フィルター』を採用することでアンダーカラーの赤茶色を打ち消し、鮮やかな発色とこれまで以上の色持ちを実現しました。
また新採用のクリアブルー染料を採用することで、従来より鮮やかな青色を出せるようにしました。この染料の特性として、熱に強く、寒色系の色味を長く持たせることが可能になりました。
さらに木材由来のバイオマス原料『セルロースナノファイバー』の特性を利用し、基剤成分も進化させました。塗布の操作性と密着性を両立させ、ハイダメージ毛でも負担なく塗布できるクリームベースを開発しました」
現在の顧客ニーズ、サロンニーズに対応すると共に、美容師の創造性を高めてくれるユニークなカラーライン『フローム』。この『ティントデザイン』ラインに続き、さらに4月と6月には「モノトーンベージュフィルター」を採用した『ベールデザイン』ラインも発売予定ということで、こちらも大いに期待したい。
商品企画開発部 副課長
森田道雄さん