【特集スピンオフ】ドミナント戦略の実例を潜入レポート!

「店舗展開がしやすい」、「地域の顧客を幅広く獲得できる」などの理由から、今、美容室オーナーたちの間で、密かに話題となっている「ドミナント戦略」
それを聞きつけた編集部は、ここぞとばかり、今発売の『SHINBIYO』2024年6月号で、詳しくまとめてみました。
誌面では、ドミナント戦略とは? から始まり、必要な資金や2店舗を出店するタイミングなど、かなりツッコんだノウハウまでを整理しています。

まさに読んでいただければ、どのようにしてこの戦略を構築していけば結果が出せるかが分かる内容になったと自負しています。

詳しい内容は誌面に譲るとして、ここでは、誌面ではご紹介できなかった「ドミナント戦略」の実例をレポートすべく、東京都調布市国領に潜入しました。やっぱ皆さん、具体的にどう展開しているか知りたいっすもんね!

潜入取材にご協力してくれたのは、コチラ

『Wish』塚本佳久オーナーです。塚本オーナーは『経営研究グループ HR CAMP』のメンバーの一人であり、誌面でも取材させていただいた方です。

塚本オーナーは、調布市国領を中心にドミナント戦略を実践されています。店舗は、国領に3店舗、二駅隣りのつつじヶ丘に1店舗の計4店舗で、調布市の東南部をドミナント展開しています。

では、具体的なサロン展開を見てみましょう。

基幹店

まずは1店舗目。基幹店である『Hair Healing Wish』から。
こちらの店舗は、今から21年前にオープンしたお店。メゾネットの2階建てのつくりになっている。ターゲットは主婦層で、子供連れ客も大歓迎というコンセプト。
平均客単価は8,500円。系列店ではリーズナブルな料金だが、地域相場より高い設定。
■SALON DATA
・営業面積:38坪(1、2階合計) ・セット面数:6面 ・シャンプー台数:4台

系列店①

続いては、『Luxury Salon Wish』
こちらは、9年前にオープン。髪質改善とダブルカラーが売りのお店。また「ケア&デザイン」をコンセプトに、トリートメントやスパにも力を入れている。系列店の中で平均客単価は高めの10,000円
■SALON DATA
・営業面積:25坪 ・セット面数:5面 ・シャンプー台数:3台

系列店②

3店舗目は、『Aile Hair Make』
こちらは、4年前にオープンしたお店。元々はダブルカラーが売りの店だったが、系列店でのセグメントをはっきりさせるため、「メンズサロン」にリブランディングした。現在はパーマを売りに地域のメンズ客から支持されている。平均客単価は、9,000円
■SALON DATA
・営業面積:12坪 ・セット面数:4面 ・シャンプー台数:3台

系列店③

4店舗目は、『& / N hairsalon』
こちらは、グループのナンバー2である小林直樹さんが社内独立という形で3年前にオープンした。ショートとボブに特化したサロンで、地域のおしゃれ層にリーチ。半個室のプライベートな空間も売りにしている。平均客単価は、系列店では一番高い11,000円
■SALON DATA
・営業面積:18坪 ・セット面数:3面 ・シャンプー台数:2台

戦略の概要は、国領の駅から徒歩3分圏内に3店舗を出店し、3店舗間の移動距離も徒歩5分以内という立地を確保。主にこの3店舗間で、休日や繁忙日をコントロールして、スタッフを効率的に稼働させているそうです。

また顧客層は、基幹店で主婦層をガッチリつかみ、系列店ではメンズ客にリーチ。さらに別の系列店は、髪質改善などのメニューや、ボブなどのデザインに特化させることで、客単価を上げて、地域のニーズに応えているそう。

なお、つつじヶ丘の店舗は、ベテランスタッフのキャリアプランを実現させるモデルサロンとしても位置づけているとのこと。

スタッフさんにもお話を聞いてみました

いろんなお客様に担当でき、いろんな技術ができる
佐野祥子さん(『Hair Healing Wish』店副店長・5年目)
私は、『Wish』グループに入る前は、丸の内のネイルサロンでネイリストとして勤務していました。丸の内という場所だと、土地柄マダム層だけが顧客なんです。なので、仕事がパターン化してきてマンネリ感が否めませんでした。
その後、一念発起し、美容師免許を取得し、『Wish』グループへ。『Wish』は、系列店でコンセプトが違うので、いろんなお客様を担当できるのが嬉しいところですね。また各店舗の売りと技術が紐づいているので、店舗によって得意な技術を持ったスタッフがいます。勉強会では、そうしたスタッフから指導してもらえるので、自分の仕事の引き出しが広がります。

忙しい時は系列店からヘルプしてもらえる
大窪雄太さん(『Aile Hair Make』店店長・8年目)
系列店の予約表を一覧できるので、その日の予約状況に応じて、他の2店舗からアシスタントをヘルプで派遣してもらえたり、逆に自店の予約に余裕がある時はアシスタントを他の店舗へ応援に行かせたりと、柔軟に、かつ効率的に稼働できるのが魅力だと思います。
スタッフもその時々でいろんなお客様に入れるので、常に新鮮な気分で接客ができたりするのも良いですね。また『Wish』グループでは、完全週休二日制を採用しています。これが可能なのは、系列店で休日をずらしているからなんですよ。そういう意味でもドミナントは有効な戦略だと思います。

 

いかがでしたでしょうか。地域における新しいサロンの発展の仕方を考えた場合、かなり有効な手法だと思いませんか。より深く知りたい方は是非とも今発売のSHINBIYO2024年6月号をチェックしてみてください!