Wアワードに進化した「id 2023」ファイナルステージを追う~Follow the id 2023 final stage~

TEXTURE EXPRESSION

「id」とは――――――――――
技術と感性を磨く場として、40年を超える歴史を誇るルベル主催のヘアデザインイベント「id(アイディー)」。今回より「クリエイティブアワード」と「サロンスタイルアワード」のWアワードに進化。2024年春夏シーズンのファッションの潮流である“クワイエット ラグジュアリー”から着想を得て、「ベーシックな中から目新しさを発見する」という意味を持つ「FIND NEW CLAIM」をテーマに設けました。さらに「サロンスタイルアワード」では2万人の一般女性による投票を実施。参加者全員にフィードバックされ、サロンワークの参考になるリアルなコメントにも注目が集まりました。

「id 2023」の結果はこちら

 

 

 

 

 

編集部が投げかけたテーマは「TEXTURE EXPRESSION」

「id 2023」のクリエイティブアワードにてGOLD Prizeに輝いた『utuwa』の塚本麻貴さん(Ladies’ model)と、『One’s Power Group きくとこ』松澤佑興さん(men’s model)に作品の撮り下ろしをさせていただきました。
編集部が投げかけたテーマは「TEXTURE EXPRESSION」。
お2人の新しい質感表現への挑戦にご注目ください。

塚本麻貴 utuwa ~Creative Design Award Ladies’ GOLD Prize受賞~


hair&make-up : MAKI TSUKAMOTO(utuwa)

Point of the work

深海でゆらぐ人魚をモチーフに淡い色みとドライな質感で表現

「id」の受賞作品と対になるよう、「海に還りたい人魚」をモチーフにしました。深海でゆらぐ未知の生き物。闇から静かに湧き上がっていく泡。そんなイメージで、ヘアカラーは泡の膜が光で滲むようなデザインに。全頭をブリーチ後、ホワイト、淡いピンクとパープル、ローライトとしてブラウンをアシンメトリーに配置しています。髪の動きにも“浮遊感”や“ゆらぎ”を表現したかったので、カットはしっかりレイヤーを入れ、顔周り中心にカールをつけることでそれを強調しました。海や水から連想しつつも、質感はあえてドライに仕上げて、柔らかく軽やかにスタイリングしたのがポイントです。

Behind the scenes
形や女性像よりも、世界観からデザインを考えていく塚本さん。独特な空想からキーワードを紡いで、見た人の目に留まるビジュアルを探っていきました。“深海に漂う感じ”を表現すべく、メインカットは俯瞰で撮影する新しい試みに挑戦。大胆に切り込んだレイヤーとドライなテクスチャーにより、幻想的な仕上がりになりました。



念願が叶って嬉しいです! 編集さん、カメラマンさん、スタイリストさんからの客観的な意見や提案も勉強になりました。

Creative Award Ladies’
GOLD Prize

お客様の「何かしたい」に応える提案力の幅が広がりました
コンテストって自分が表現したいことや、どうしたらモデルさんがかわいく見えるかを考えて臨むものだと思うんですけど、そういう積み重ねが、実はサロンワークでの提案力にもつながるんですよね。私自身、「id」への挑戦を通じて、「何かしたい」というお客様の期待に応えられる“引き出し”が増えたのを実感します。それから、審査員の方にアドバイスをいただいたことも、自分を客観視できて成長につながったなと思います。この経験を活かして、自分がもっと結果を出すことはもちろん、スタッフが活躍する場も広げていきたいです!

Profile

 

 

 

 

 

 

 

1988年生まれ、広島県出身。広島県理容美容専門学校卒業後、都内2店舗を経て、『utuwa』のオープニングに参加。現在、クリエイティブディレクターを務める。デザインカラーやエッジの効いたパーマスタイルなど、相手の個性を活かしながら少しの毒気を加えたデザインを得意とする。

utuwa_maki

松澤佑興 One’s Power Group きくとこ ~Creative Design Award men’s GOLD Prize受賞~


hair : YUKI MATSUZAWA(One’s Power Group きくとこ) make-up : AYUMI KON(One’s Power Group sofa)

Point of the work

完璧は存在しないということをユーモアを込めてビジュアル化

テーマは「不完璧のコウテイ」です。完璧は存在せず、不完璧を自覚し抱えてこそ人は成長できるというメッセージを込めて、不完璧の“肯定”と、悩める盟主的な“皇帝”を掛けて男性像に設定しました。ポイントであるテクスチャーに関しては、凹凸をつけたカットベースに合わせて、ボサっとしたマットな部分と、毛流れをつけた部分をウェットにして、異なる質感をミックス。それが際立つよう、あえて部分的に刈り上げたようなアンバランスさを意識してカットしています。また、ヘアカラーは全頭を2ブリーチ後、ブラック・ブラウン・ベージュ・オレンジ・イエローをムラっぽく入れました。

Behind the scenes
理容師としてクリエイションにも精力的に取り組んでいる松澤さん。ユニークな発想の持ち主である一方、細かな刈り上げのバランスや、高彩度を起点にアウトラインに向かって暗くなる配色へのこだわりなど、職人気質な面が際立っていました。「id」の受賞作品の衣装(黒いキューブ)は、なんとすべて松澤さんの手づくりだそう!



プレッシャーを感じて緊張しましたが、良い作品にできたと思います。「id」から協力してくれたモデルさんにも感謝!

Creative Award men’s
GOLD Prize

最後まで考えて粘ることや、継続することの大切さを実感
仕込みや衣装制作など準備は大変でしたが、GOLD Prizeを受賞できて本当に嬉しかったです。お客様も含め周りからの見られ方も変わったので、賞に恥じない自分にならなければと背筋が伸びる思いです。さらに高みへ進めるよう、そして後輩に背中を見せつつ後押しもできるようにデザインや技術を磨いていきたいです。「id」や撮影を経験して、良いデザインをつくるには最後まで考えて粘ること、そして継続することが大切だと改めて学ぶことができました。このような機会をいただけたことに感謝しています。

Profile

 

 

 

 

 

 

 

1987年生まれ、新潟県出身。新潟理容美容専門学校卒業後、『One’s Power Group』に入社。現在はフェイシャルやエステメニューも手掛ける『きくとこ』に所属し、理容部門の店長を務める。メンズカットはもちろんのこと、ハイクオリティななシェービングやヘッドスパでも高い評価を得ている。
matsuzawa__yuki

INTERNATIONAL Prize ~Creative Design Award~

Creative Award Ladies’

Jui Wei Keiさん
BROWN SUGAR HAIR SALON(マレーシア)

Creative Award men’s

Umiさん
O-FU hair salon(台湾)

Salon Style Award

GOLD Prize

幅広い世代に受け入れられるショートヘアを意識してつくりました
お客様はバッサリ切る場合でも「短過ぎない」ショートを求める方が大半なので、そういった要望に応えられるデザインを意識してつくりました。具体的なポイントは、顔周りの長さや透け感、サイドとバックの長さのバランス、トップのボリューム、ヘアカラーの立体感。それらのこだわりが伝わるよう、サイドアングルの写真で挑みました。また、幅広い世代に受け入れていただけることも狙っていたので、支持してくださった方が20代から40代まで偏りなくばらけたのも嬉しかったですね。今回の受賞に対してお祝いの言葉をいただく機会も多く、いつも自分にヘアを任せてくださるお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

岩井涼馬さん
AMA TOKYO

Selfie Award

GOLD Prize

撮影は自身のイメチェンがきっかけ。今後はつくる側として頑張りたいです
お“自分だけの個性”を意識してつくりました。元々自分は髪型も普通だったのですが、就活でサロン見学に行ったお店でイメチェンして一気に個性を引き出していただいて、それを機に、今回の作品を撮りました。1つ目はファッションも含め全身で見せる引きの表現。2つ目はヘアカラーのデザインが映える腰上の画角。そして3つ目は、パンクロックっぽいマレットヘアに合わせて、夜の高架下というロケーションにもこだわりました。これからは、自分がモデルさんに施したヘアデザインで賞を取れるようなスタイリストを目指して頑張っていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

岩梶村壱心さん
ヴェールルージュ美容専門学校

id2024は6月3日応募開始!

創造性を刺激し、日々のサロンワークにおけるヘアデザインの可能性を大きく広げるコンテスト「id」。
2024年も以下の部門が開催されます。

■Creative Design Award Ladies’(モデル競技部門)

■Creative Design Award men’s(モデル競技部門)

■Salon Style Award/Ladies’(フォト部門)

■Selfie Award/Student(フォト学生部門)

id2024は6月3日より、エントリー受付がスタート。id 公式ページへアクセス!

2025年2月18日(火)、東京国際フォーラムにてFINAL STAGE開催決定!

 

 

 

 

 

 

月刊『SHINBIYO』2024年7月号タイアップ広告より転載