速くしっかり抜ける性能と高い操作性、最大量で優れたコスパを叶えるブリーチ剤

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太陽のブリーチ

 

ブリーチ需要の高まりを受けて
業界最大量レベルまで容量を大型化

近年のハイトーンブームの流れを受け、ブリーチ剤の消費量が増えているサロンは多いのではないだろうか。特に、全頭ブリーチや追いブリーチの施術をする機会が多い場合、余裕を持って剤を用意することも考慮すると、トータルで結構な使用量になる。そこで気になるのは“コスト”の問題だ。諸々の価格が高騰しているこのご時世、材料費はできる限り抑えられるのに越したことはない。そんな折、イリヤ化学株式会社から思い切った商品が発売された。それは“1kg”という大容量を売りにした『太陽のブリーチ(販売名:ファインシルキー パウダーBIG)』である。サロン用のブリーチ剤の容量としては、300〜500g程度が一般的な中、なぜこのサイズで商品化したのか、同社代表取締役社長の菅沼隆一さんにその背景を伺った。

「2020年以降、コロナ禍の影響で外出を控える動きやリモートワークが広まる中、髪色くらいは楽しみたいという心理から、ポイントカラーを始めとするヘアカラー需要が活性化しました。その後、自粛ムードが一掃される中で、明るい髪色を楽しむ需要に拍車がかかり今に至っていると分析しています。実際、当社のブリーチ剤出荷量は2010年以前と比較して、2020年以降は3倍以上に増加しました」
そんなニーズの高まりを受けて、大容量+最安値(同社製品中)を売りにした『太陽のブリーチ』をローンチ。後述する2剤との混合比率は1:3(用法及び用量では1:2〜4)を推奨しており、コスト面については概算で20%以上減のメリットが見込めるという。また、プラスチック容器やジップ開封式のパッケージは取り出す際に計量スプーンが必要で手間がかかるため、中身が取り出しやすいスパウト(口栓)つきの袋にして欲しいという顧客の声も反映させたそうだ。
性能面としては、リフトの初速が速く、高明度に達する時間が短いのが特長だが、それ以外にも従来品と比べ改良がなされている。
「当社のパウダーブリーチの歴史は古く、1996年に3剤式の製品化がスタートして以来、『太陽のブリーチ』を発売するまで30年近くに渡り、“いかに速く、しっかりとブリーチできるか”に注力してきました。本製品は2002年に発売した2剤式ハイブリーチのセット『ビビッドホイップハイブリーチセット』の第1剤である『ファインシルキー パウダー』を改良し、2剤との混ざりが良くなるよう細かく均一性の高い粉末にしています。また、1剤のパウダーをコーティングすることで、計量時や2剤との混合の際に舞い上がりにくい処方になっております」
なお、『太陽のブリーチ』は同社の染毛剤・脱色剤・脱染剤専用の2剤『ビビッド オキシジェントクリーム(NET1,000ml)』との併用を推奨している。この2剤との混合により、塗布時の伸びが良く、かつ液ダレしにくい“ホイップ状”になるように設計されているため、リタッチなどの正確な塗り分けがしやすいのもポイントだ。さらに、ブリーチオンカラーで個性的な髪色の可能性を広げるには、同社の人気カラートリートメント『ブリーチオン デコレ』がおすすめ。クリアを含む全7色の自在な調合で、幅広い色相表現を楽しむことができる。 リフト力やスピードといった性能のみならず、操作性に優れた使用感においても技術者目線に立ってつくられた『太陽のブリーチ』。ハイトーン需要が高いサロンにうってつけのアイテムとなりそうだ。

『太陽のブリーチ』5つのポイント

 

取材協力:イリヤ化学株式会社

月刊『SHINBIYO』2024年8月号 連載「気になる新製品」vol.19より転載

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