9月号の特集は「ブリーチデザイン継続メソッド」
ハイトーンのデザインカラーの普及と共に、ブリーチの技術や薬剤も進化して、昔と比べるとダメージはかなり抑えられるようになっています。しかし、それがゼロとまではならないのが現実。頻繁にカラーチェンジしたり、ブリーチを複数回繰り返していると、どうしても”切れ毛”などの髪の限界は避けられません。
そこで今号ではハイトーンをより長く楽しんでいただくための”継続”ノウハウを特集しています。
例えば、髪の負担を最小限に抑えるために、履歴を活かしたり、デザインを入れる部位を工夫する「セクションカラーのRe:デザイン」。
それから、きれいなハイトーンを維持するための、正確かつスピーディな「リタッチのコツ」。
さらに、ブリーチによるダメージの仕組みや、最新のケア成分の情報も詳しくまとめているので、かなり参考になると思います。
そして今号の表紙をご担当いただいたのが、名古屋にある『rapt.』の阿野田亮介さん。クリエイティブな作品撮りにも取り組んでいらっしゃる阿野田さんは、デザインカラーの施術経験も豊富。ダメージと長く向き合ってきたからこそ、その対応テクニックにもこだわりをお持ちなのです。

ビフォアは濃さの違うベージュ系でした
実際、表紙のモデルさんは明るいところが18レベル以上で、かつ明度や残留にバラつきのあったビフォアから、アルカリカラーと塩基性カラーを駆使して、ダメージを感じさせないかわいらしいデザインをつくってくださいました。
しかも、この明度にパーマもリアルにかけています…
「クセ毛だったのでパーマで動きを足したほうがかわいいし、本人も扱いやすいかなと思って」
さらっと言い放つ阿野田さん、恐るべし。
ちなみにこのデザインは「音を感じる色」が裏テーマだったのですが、その辺のユニークな発想についても語っていただいています。是非インタビューをご覧ください。
なお、次号の10月号ではこのハイトーン時代の”メラニンコントロール”に着目した「トーンダウン」を特集します。2号セットでお読みいただくことで、高明度毛へのカラー対応の幅が広がること間違いなし!