【アジアンカラー フェス ビビッドプラス】
ASIAN COLOR FES VIVID+
ダメージレスかつスピーディに
自由な色表現を可能にする
自由な色表現を可能にする
髪色の自由化が進むと共に、カラー剤の種類や表現できる色みのバリエーションが格段に広がっている。今回紹介する株式会社アリミノから発売された『アジアンカラー フェス ビビッドプラス』もハイトーン時代にマッチした新しいアイテムだ。この製品の特長について、株式会社アリミノ 商品開発部の島津孝典さんに伺った。
「多様化するハイトーンカラーのニーズに応えるべく、弊社ではブリーチ専用のオキシや、色変化を美しく保つカラーシャンプーなどを投入してきました。そして、昨年の10月に発売したのが『アジアンカラー フェス ビビッドプラス』で、“泡状の剤型”で染める塩基性カラーというのが最大の特長になります」
塩基性カラーと言えばクリームタイプが一般的だが、同製品はリキッドの原液を専用のシェイカーボトルに入れ、それを振って泡立ててから使用する。もちろん、色調はクリアで薄めたり、他の色とのミックスによって自在に調整できる。そもそも、なぜ“泡”に着目したのだろうか?
「まず、塩基性カラーの特性として、毛髪の表面に染料がイオン結合することで鮮やかに発色させることができる点が挙げられますが、既存の塩基性カラーとは違うアプローチは何か、また塗布時の操作性を向上させるにはどうしたら良いかを追求した結果、染料を高濃度で配合できる“泡”になるリキッドに辿りついたのです。ハイダメージ毛は、カラー時の物理的な負担を抑える必要があるので、その点でも泡なら優しく染められるというメリットがあります」
『アジアンカラー フェス ビビッドプラス』の特長


「ボトル1本の容量が150mlで、使用量の目安としてはミディアムレングスで30〜40ml。1本で約4〜5名分という計算になります。あくまでも単品使用での比較ではありますが、クリームタイプと比べるとコストパフォーマンスが高いと言えます。これも染料濃度が濃い“泡”だからこそで、少ない量でもしっかり、そしてスピーディに染色できることが強みです」
色調は7色+クリアの全8アイテム。開発サロンのリアルな意見や要望を取り入れながら、試行錯誤を積み重ねた甲斐もあり、組み合わせ次第で幅広い色表現が可能になるラインナップとなっている。先行して導入しているサロンからは、使いやすさへの好感触や、鮮やかな発色への評判の声が届いている。パープルをクリアで薄めて、紫シャンプーのように黄み消しに使用したり、原液に近い濃さで文字通りビビッドな表現をしたり、使い方もサロンの打ち出しやターゲット層によって様々だ。
ラインナップ

「泡の剤型は、プロユースとしては初めてのアイテムになります。美容師様から独自のレシピや、新しい使い方のアイデアが生まれてくることも期待しておりますし、ぜひそういった情報を発信していただけたら幸いです」
泡で染めるという新しい手法が、デザインの考え方から施術時間、料金設定などオンカラーの概念に新風を巻き起こすのではないだろうか。
