
宮副 健
株式会社セブンツーセブン代表取締役社長
教えてください!
あの頭皮ケア製品が生まれた理由
いま注目のあの製品が生まれた背景を、 発売メーカーのトップに直撃インタビュー!
製品に込めた思い、企業として大切にしていることなど、根掘り葉掘りお聞きします。
今月は1945年の創業以来、ヘア&フェイス製品を数多く手掛けてきた株式会社セブンツーセブンの宮副 健社長に新発売した『創髪ʀプログラム』についてお聞きしました!
1945年創業。化粧品開発から サロンでのヘア&フェイスメニュー開発へ
—— 株式会社セブンツーセブンと言えば、創業が1945年と歴史のあるメーカーです。宮副社長のおじい様が立ち上げた会社とお聞きしていますが。
宮副 はい。戦争で大変な思いをした女性達を元気づけようということで、祖父が中心となって化粧品会社を始めました。創業当時、「他社のマネをしない独自の製品」「皮膚医学に基づく科学的な化粧品」「新しい美顔法の開発」という3大目標を掲げてスタートしたと聞いています。そこから1967年に美容業界に参入し、フェイスメニューからヘアメニューへと製品開発を広げていった感じです。
——今回は今年2月に発売した頭皮ケアの新製品『創髪®プログラム』の開発背景についてお聞きしたいのですが、御社では約40年前から育毛メニューの提案をしてきたそうですね。
宮副 美容業界に参入した当初から、これからの時代はヘアとフェイスを分けて考えるのではなく、「首から上のきれいをすべて提供する」ことが美容室の経営を安定させることだ、と提案してきました。その一環で、健康な髪は健康な頭皮から生えるということで、頭皮環境を整える必要性をお伝えしてきたんです。

本格的メニューが『ナナラボ』
頭皮ケアの入り口が『創髪ʀプログラム』
—— 御社は長年の美顔器開発の経験があり、その強みを活かして、2019年には頭皮とフェイシャルをトータルにケアできる業務用 美髪・美顔器の『ナナラボ』を発売しましたね。
宮副 これは超音波やポレーション、EMSを兼ね備えた機器で、主にこちらを使った育毛メニューを導入しているサロン様は、コロナの渦中でも売り上げがさほど下がらなかったとお聞きしました。頭皮ケアのニーズは高齢化を迎えて益々高まるのではないか、ということで『創髪®プログラム』の開発に着手しました。
—— 『創髪®プログラム』と従来の『ナナラボ』との違いは何ですか?
宮副 本格的なメニューが『ナナラボ』だとしたら、『創髪®プログラム』は、セット面で仕上げ前の10分程度で完結するため、頭皮ケアの入り口のメニューとして考えています。アイテムも、シャンプー用のブラシとフラム(ヘッドスパ機器)、セラム(養毛料)とシンプルに3つの構成にしました。
使用時の気持ち良さと、頭皮への
総合的なアプローチを目指して開発
—— 発売までには3年半ほどかかったとお聞きしています。こだわったのはどの辺りですか?
宮副 施術した時の気持ち良さですね。ただセラムをつけて馴染ませるだけでなく、そこに揉みの気持ち良さが入ることで、リラックス効果も生まれるので、より記憶に残りやすいと思いました。早い段階からサロンの先生方にもご協力していただき、モニターでの効果測定や使い心地などのヒアリングを行ってきたんですが、実は発売直前に今のフラムでは髪がつれて痛いというお声をいただいて、進行が2か月ストップしたんです。そこでもう一度アタッチメントの見直しを行ったのですが、その甲斐があって、発売した製品は「長い髪でもつれない」と様々な方からお褒めの声をいただき、決断してよかったと思いました。

——セラムには今話題のヒト幹細胞培養液がトリプル配合されているということで、話題になりそうです。
宮副 はい。こちらのセラムには「ヒトサイタイ血幹細胞順化培養液」「ヒト毛根幹細胞順化培養液」「ヒトサイタイ血由来幹細胞エクソソーム」を配合しています。ただ、頭皮の悩みは複合的な要素が原因のことが多いので、ヒト幹細胞培養液だけでなく効果が期待できる複数の成分を配合し、トータルで様々な悩みに働きかけることができるような処方にしています。
——発売して間もないですが、宮副社長には美容師の方々からどんな反響が届いていますか?
宮副 フラムやブラシは使いやすい、気持ちいいということで、店販品としても反応がいいという声をお聞きします。またセラムはお客様の関心も高くてメニューとしてもお勧めしやすく、客単価アップにつながっているとお聞きしています。これからはより多くの方に知っていただけるような機会を数多く設けようと企画しています。 頭皮ケアの必要性は感じているけれど、何から始めたらいいかと迷っていらっしゃるサロン様に、手軽でかつ効果的な頭皮ケアの入り口として、『創髪®プログラム』を活用していただきたいですね。
これまでサロンでのケアメニューとして、トリートメントやリラクゼーションのためのヘッドスパがポピュラーでしたが、高齢化に伴い、頭皮ケアの需要が高まると考えられています。そんな中で発売された『創髪ʀプログラム』。シンプルな3ステップの製品ということで話題を集めそうです。
>>> PROFILE
宮副 健/KEN MIYAZOE
大阪府大阪市の株式会社セブンツーセブン代表取締役社長。1969年生まれ、大阪府出身。大学卒業後、他業界の営業職に従事し、2003年10月にセブンツーセブン・グループに入社。生産部や管理部を経て、昨年11月から現職を務める。
10年後、20年後もスタイリング、
ヘアカラーを楽しめる頭皮ケアメニュー

『創髪ʀプログラム』は、仕上げ前の10分でできるボリュームアップメニューとして、今年2月に新発売。(左)『ヴィステムグロウ フラム』 揉み機能とEMS、赤色LED、さらにポレーションを兼ね備えたヘッドスパ機器。(中)『同 スカルプ セラム SC』 頭皮・髪のことを考えた美容保湿成分として3種のヒト幹細胞培養液を配合した養毛料。(右)『同 スカルプ ブラシ』 シャンプー時に指では落としきれない毛穴の汚れをスッキリ落とすスカルプブラシ。

取材協力:株式会社セブンツーセブン
*月刊『SHINBIYO』2025年6月号 連載「トップに聞く!」vol.7より転載


