植物の力をフル活用しヘアカラーの残留ジアミンを除去

【フィトジアネーゼ】
PhytoDianese

シャンプーに混ぜ、洗い流すことで90%以上の残留ジアミンを除去

ヘアカラー経験者の実に3人に1人が頭皮のトラブルを抱えているという。これは、年間2回以上ヘアカラーをする18歳~65歳までの女性を対象とした調査結果だ。
この調査を行った株式会社リトル・サイエンティストの研究開発部の櫻井聖華さんによれば、頭皮トラブルの主原因はヘアカラーの「ジアミン染料」の影響だという。

「ジアミンはヘアカラーに配合される染料の一つで、酸化重合して大きくなることで発色します。この時、反応したものは皮膚に刺激を与えないのですが、未反応のまま残留したものが皮膚に刺激を与えることがあります」

これが、いわゆる「ジアミンアレルギー」を招くわけだ。同社のアンケートでは、カラー後に感じる皮膚トラブルとして「かゆみ」を挙げた人が50.3%、「ひりつき」が41.9%と、いずれも約半数という結果に。また、やや症状が重い「赤み」を挙げた人は22.7%、より重篤な「腫れ」を挙げた人が14.3%で、これらを合算すると、約4割が中度以上のトラブルを抱えていることになる。

「さらに調査では症状が発症しても『気になっているが何もしていない』人が37.8%いることが分かりました」

約4割がヘアカラーで美しくなるために何らかの我慢を強いられているわけだ。それだけ覚悟を持ってヘアカラーをせざるを得ない現状に、櫻井さんはこう続ける。

「女性達のヘアカラーに対する不安感を減らしたい。その一心で製品の開発を始めました。残留ジアミンを除去する製品には、従来、強い界面活性剤を処方することが一般的でしたが、それではヘアカラーを落としてしまいます。
ここで活用したのは、天然の植物が持つ『毒を無害化する力』です。例えば柿には、渋みの原因となるカキタンニンが含まれていますが、種子から分泌される「アセトアルデヒド」と結合することにより、渋みを消す=無害化します。こうした仕組みを応用し、残留ジアミンを除去することができるのが、『フィトジアネーゼ』なんです」

『フィトジアネーゼ』は、未反応のジアミンと結合し除去することができる。しかも使い方はシンプル。カラー後のシャンプー水洗時に、シャンプーに混ぜて使うだけで良い。

「弊社の実験では、『フィトジアネーゼ』をシャンプーに加えて水洗した結果、実に90.7%の残留ジアミンを除去することができました」

この驚異的な数値を叩き出すために、櫻井さんら開発チームは、およそ2年という月日を費やした。ここで100種類以上ある植物エキスを一つひとつスクリーニングし、その中で最も効果のあるベスト10種を絞り込んだのだ。

「実は、『フィトジアネーゼ』には、もう一つ機能を持たせているんです。こちらも植物由来のラクトン誘導体の働きで、毛髪補修効果やツヤ感を付与して、カラーの発色をより美しく見せる工夫もしています」

今回『フィトジアネーゼ』を導入したサロンには、同社から「カラーなどによる残留物ケアを行っているサロン」としての認定書が発行されるという。こうした認定ができるのも、それだけ製品に自信があるからだろう。
ちなみに同社には、ヘアカラー時の過水除去が可能な『ヘマヘマ』も揃う。ここに『フィトジアネーゼ』を加えれば、他店にはない「残留物ケアメニュー」が組めるはず。サロンのカラーケアがまたさらに広がった。

※ γ-ドコサラクトン、メドウフォーム-δ-ラクトン

 

取材協力:株式会社リトル・サイエンティスト