シンプルなプロセスでトレンド色を表現!
ハイトーンカラーが普及し、カラーデザインにおいて“透明感” が欠かせない要素になっています。
一方で、ダメージへの懸念や仕事の制約などによりブリーチができない人がまだ多く存在するのも事実。
そんな時に有効なのが、メラニン色素をしっかり削り、発色させる能力も高いファッションカラー剤。
月刊SHINBIYO9、10月号では、メラニンの漂白力とクリアな発色が特長のカラー剤、edol『Deep Clear Color』を使った、ブリーチなし透明感カラーのデザインをご紹介します。
今回は、シンプルなプロセスでつくる「シングルカラー編」です。
yiye
AMA TOKYO
RESSUAL
赤みやギラつきを抑えた自然な色み 上質で柔らかなサンドベージュ


hair&color : KYOHEI OMATA make-up : YUUKA(共にyiye)
BEFORE

AFTER

ABOUT CONDITION
ビフォアは新生部が約1センチ、全体的にダークブラウン系が8~9レベルに褪色した状態。表面の毛先にはやや明るい褪色があった。毛量は普通、やや細毛かつ柔らかめで、黄みが出やすい髪質。
『yiye』代表 小俣恭平

RECIPE
A(根元~中間):エドル SBe(サンドベージュ)+ LT-EX = 1:1(6%OX)
B(毛先):エドル SBe(サンドベージュ)+ B-11(ブラウン)= 1:10%(6%OX)
※SBeは1剤に対しOX2倍、LT-EXは1剤に対しOX3倍



根元が明るくなりすぎないよう、新生部を外して残留のある中間にAを塗布。髪が短いネープ部分は毛先まで塗布するが、毛先に褪色が見られる部分は空けておく。

残留部分がリフトしているのを確認したら、空けておいた毛先にBを塗布。


最後に新生部にAを塗布し、5分放置して流す。
赤にも紫にも寄らないクリアな発色 ツヤのあるピンクが叶うマゼンタ


hair&color : KEISUKE FUJITA make-up : RINA MACHIYAMA(共にAMA TOKYO)
BEFORE

AFTER

ABOUT CONDITION
ビフォアは新生部が2.5センチ。オリーブ系のカラーが11レベルに褪色した状態で、中間~毛先が若干暗くなっている。毛量や太さは普通で髪質はやや硬め、全体的にレイヤーで軽くなっている。
『AMA TOKYO』 COO 藤田圭介

リフト力のあるカラー剤なので、新生部に7レベル程度のシェードカラーを組み合わせて調整したり、根元を後で塗布する手順でもいいですね。
RECIPE
A(根元):エドル MA(マゼンタ)+ P(ピンク)= 1:10%(6%OX)
B(中間~毛先):エドル MA(マゼンタ)(6%OX)
※MAは1剤に対しOX2倍


新生部と既染部とで、発色と彩度が自然につながるように、まず新生部にはAを塗布。正中線上の新生部を塗布後、バックのアンダーからオーバーへと塗り進めていく。



時間を置かずに、既染部にBを毛先まで一気に塗布していく。全体を塗布後、25分放置して流す。
ほのかな紫みでシアーな質感に 柔らかく透けるパールグレー


hair&color : TOMOYA SATO make-up : AYAMI FUJIMURA(共にRESSUAL)
BEFORE

AFTER

ABOUT CONDITION
ビフォアは新生部が約5センチ。カラーの履歴は暗めのレッド系カラー1回のみだが、その赤みの残留が若干あり、現状は6~7レベルの状態。毛量はやや多め。細毛軟毛で、比較的色が抜けやすいタイプ。
『RESSUAL』代表 佐藤友哉

RECIPE
A(根元):エドル PeG(パールグレー)+ A-7(アッシュ)= 3:1(6%OX)
B(中間~毛先):エドル PeG(パールグレー)+ A-11(アッシュ)= 3:1(6%OX)
※PeGは1剤に対しOX2倍


既染部に5センチ程度オーバーラップさせて、新生部にAを塗布。全体の根元を塗布したら、時間を置かずに既染部を塗布する。


根元側にオーバーラップさせながら、Bを毛先まで一気に塗布。既染部との境目部分は剤をよく馴染ませ、20分放置して流す。
interview 『エドル』の魅力と、サロンワークでの活用ポイント
ブリーチなしでも光に透けるような透明感を出したい、シングルカラーでもダブルカラーのような深い発色を表現したい。
そんな今時のニーズに応えられるのが『edol』。「Deep Clear Color」との併用でその表現の可能性がさらに広がります。
🔶ブリーチなしのブラウン領域のカラーでも、『yiye』らしいニュアンス提案が可能に

yiye 小俣恭平
なお、ディープクリアカラーは剤にレベル(明度)がなく、髪質によって色の出方が違うため注意も必要です。具体的には髪質や求める明るさに応じて、ライトナーとの組み合わせで1:1~3というようにコントロールします。例えば硬毛でリフトしにくい髪質にはライトナーを多め、細毛で明るくなりやすい髪質にはその逆、もしくは濃さを薄めるためにライトナーやクリアを活用したり。 ライトナーと組み合わせても、嫌な赤みが出ずにトーンアップできることもディープクリアカラーのメリットですね。
🔶想定との色ブレの少なさ、褪色過程の美しさ、シンプルな使い勝手が魅力

AMA TOKYO 藤田圭介
ディープクリアカラーはリフト力も色を深く入れる力もあるおかげで、そういう層へのアプローチに重宝しています。『AMA TOKYO』は幅広い年齢のお客様にお越しいただいており、若い方はもちろん、グレイカラー世代も明るい色みや透明感を求める方が増えているのですが、そういった大人世代にも喜ばれていますね。特に「マゼンタ」がそうですが、多少白髪があっても黒髪と白髪の差を馴染ませやすく、暗く染めずに色を楽しめると好評です。また、エドルで染めたお客様のリターン時の傾向として褪色の過程がきれいなこと、そしてお客様自身が「赤みが出にくい」「色持ちが良い」と実感しているという声をよく頂戴します。染まる過程でフェオメラニンを漂白する力が強いというエドルの特長もお客様にはよくお伝えしますが、実際に他のカラー剤とは異なる付加価値を高められているのを感じますね。
そして、僕が特に気に入っている点は、狙いより沈んだり逆に薄かったりというブレを感じにくいこと。特に7、9レベルはカラーチャートのイメージに近いと感じます。エドルはカラーチャートも良くできていて、仕上がりの色みのイメージを共有するためにお客様にお見せする形で活用しています。僕はあまり複雑にはせず、多くても2~3色以内でつくるのですが、この優秀な発色力のおかげでレシピもシンプルに組むことができ、アシスタントへの指示や教育がとてもしやすいという点でも助かっています。
🔶発色の良さや透明感を実感して、リピートするお客様が多数

RESSUAL 佐藤友哉
サロンワークで使用頻度が高いのは「アッシュ」や「パールグレー」などの寒色系。中でも「パールグレー」はダブルカラーで出るような色みの濃さが特長ですが、濃いけれど寒色が強すぎず、まろやかさと透明感がある。品のあるグレイッシュなニュアンスとツヤ感を両立できる人気色です。使いこなしのポイントとしては、この「パールグレー」特有の、芯が抜けた感じの透明感は活かしつつ、今回の作品のように低明度のカラーを組み合わせて根元が明るくなりすぎないように調整するといいですね。あるいは逆に、根元には「パールグレー」単品を使い、その明るさに合わせる目的で毛先に「サンドベージュ」を組み合わせて、全体の色みを明るい方向に合わせにいくのもいいと思います。
エドル ディープクリアカラー全4色

サンドベージュ
コバルト
パールグレー
マゼンタ
[製品情報]
エドルn 全81色+ライトナー(LT,LT-EX)、クリア(CLR-PX)、アイボリー(IV)
ベースカラー30色 ⁄ シェードカラー40色 ⁄プライマリーカラー7色 ⁄ ディープクリアカラー4色
<医薬部外品>80g
<ヘアカラーのご注意>
〇使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。〇ヘアカラーでかぶれたことのある方には絶対に使用しないでください。〇ご使用前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行ってください。
■ 問い合わせ先 ルベル/タカラベルモント株式会社 化粧品総合フリーダイヤル0120-00-2831


