独自開発の「分子熟成型ケラチン」で高リピート率を誇るシステムトリートメント

長く売れている「ヒット製品」には、愛される理由があります。
このコーナーでは、そんな珠玉の逸品を取り上げ、ヒットのヒミツを大解剖。
ユーザーに愛される理由を様々な角度から探ります。

『 Hair Magellan 』

左から、ヘアマゼラン ゼロ、同ウン、同ドイス、同トレイス(各500g)



新たな顧客層を広げる4浴式システムトリートメント『ヘアマゼラン』


活性ケラチンのパイオニアメーカーとして、ケミカル施術に精通する美容師から高い支持を得ている株式会社リトル・サイエンティスト。同社は独自開発のケラチンを用いた処理剤やケア剤を次々と発表してきた。
その中で、2019年の発売以来、じわじわと売り上げを伸ばし続けているのが、4浴式システムトリートメント『ヘアマゼラン』である。既存の「リトルファン」だけでなく、新たな顧客層にも訴求し続けているこの製品の特長を、同社研究開発部 Director の成瀬由賀里さんと、研究開発部 検証研の岡田守明さんに伺った。



施術直後から1週間後まで、髪の強度がアップし続ける


「『ヘアマゼラン』は2019年に『ウン』『ドイス』『トレイス』を発売し、翌年に『ゼロ』を追加。4工程から成る『ヘアマゼラン クワトロ』というシステムトリートメントとして完成しました。最大の特長は、特許出願中のオリジナル活性ケラチンを採用した“分子熟成型トリートメント”であることです」と岡田さんは語る。
施術当日から7日間にわたり髪の強度が上がり続け(ブリーチ毛では2週間後に約59%アップ)、高い持続力を誇る。さらに同ラインのホームケア(シャンプー&トリートメント)を併用することで、より長期間の効果が期待できるという。髪内部から健康的な状態へ導き、ツヤ・弾力・水分保持力を保つためキューティクルが整い、なめらかでまとまりのある仕上がりを維持できる点も特長だ。
成瀬さんは「処理剤としても活用できる上に、カラーやパーマとの併用も可能です。この4アイテムでサロンのケアメニューが完結できる点も高く評価されていると思います」と話す。
また同社では、トリートメント工程の中間にカラー施術を組み込む「マゼランカラー」も推奨。髪の強度を維持したままカラーを楽しめるサステナブルなカラーメニューとして、多くのサロンに導入されている。



工程のマニュアル化で、誰もが均一な仕上がりを実現


『ヘアマゼラン』は、トリートメントおよびカラーやパーマ施術の工程を厳密にマニュアル化している点も特筆すべきポイントだ。
これまで、リトル・サイエンティスト製品は「高性能な剤を、ケミカルスキルを持つ美容師が、素材の状態に合わせて使いこなす→ハイクオリティな結果が出せる」という印象を持たれがちだった。しかし工程をマニュアル化・ライセンス化したことで、熟練者から初心者まで、誰でも均一な仕上がりを再現できるようになったのである。
ブリーチオンカラーの流行と共に、『ヘアマゼラン』は「お客様が効果を実感できるトリートメント」として浸透。新たなケアメニューを求める美容師の間で支持を集めていった。しかし成瀬さんは「それでも時間的なハードルは残っていました」と続ける。
ガラス転移技術を活用し、ケラチンやCMCの効果を発揮させるため、「ヘアマゼラン クワトロ」の工程には、アイロンで熱を加える技術が欠かせない。また“50%ドライ”といった工程もあり、トリートメントの施術時間は45~65分が必要である。



工程のマニュアル化で、誰もが均一な仕上がりを実現


こうした課題を解決するため、昨年秋に登場したのが短時間メニューの「ショートマゼラン」だ。
システムトリートメントとしてはもちろん、カラー・ストレート・パーマ施術への組み込みも可能。「ヘアマゼラン クワトロ」と同様、詳しいマニュアルが整備されている。アシスタントでも施術できる分かりやすい工程で、所要時間は約15分。カラー施術に組み込む場合も、わずかな追加時間で対応できる。
「もちろん効果の持続性はスタンダードメニューのほうが上回りますが、タイパを重視する今のサロン事情にマッチし、導入サロンが急増していったのです」と成瀬さん。
「ショートマゼラン」のメニューを発表以来、これまで接点の少なかったブリーチ専門店や矯正専門店でも採用が広がっているという。
トリートメントと言えば「剤を重ねて、コーティングしていく技術」が多いが、分子熟成型ケラチンという独自開発の活性ケラチンを用いた『ヘアマゼラン』は、髪内部から強度を増すという点で異彩を放つ。一度試した顧客からは「効果を実感できる」「持ちがいい」というトリートメントとして、リピート率が非常に高い。コストや時間も抑えた「ショートマゼラン」という新メニューが登場した今、トライしてみるチャンスと言えるのではないだろうか。


>>>まとめ

POINT 01

分子熟成型ケラチンが、7日間かけて髪の強度をアップ

POINT 02

内部から髪の強度をアップさせ、高い持続力を持つ

POINT 03

システムトリートメントと処理剤、どちらにも活用できる

※ アミジノシステイニルケラチン(羽毛)(補修成分)

取材協力:株式会社リトル・サイエンティスト

月刊『SHINBIYO』2025年12月号 連載「売れてる逸品!」vol.24より転載

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