多毛やロングの全頭カラーも1カップで対応可能。作業のしやすさにこだわった大容量のカラーカップ

編集部が「これぞ!」と思った選りすぐりの製品をピックアップし、その特性をレポート。
パンフレットには載せ切れなかった情報なども含めてお届けします。

多毛やロングの全頭カラーも1カップで対応可能。
作業のしやすさにこだわった大容量のカラーカップ

カラーリングラージカップ
株式会社エバーメイト

サロン価格 1,000円(税別)

「反った持ち手」「刷毛ホルダー」「底面シリコン」と
細部にこだわった、日本製の高品質カラーカップ

 サロンでは様々な材料や道具類を使い分ける。日々使用する中でのストレスを最小限に抑え、「もう少し使いやすかったらいいのに」という現場の要望に応える新製品がこれまでにも数多く開発されてきた。今回紹介する株式会社エバーメイトの『カラーリング ラージカップ』も、そうした現場の声から生まれた製品だ。
こちらの特長について、株式会社エバーメイト 代表取締役社長 二連木 梓さんにお話をお伺いした。

「今回の『カラーリング ラージカップ』はサロンの現場の意見をお聞きしながら、業務効率を高める新商品として開発しました

 株式会社エバーメイトでは日頃からサロンの声を集めるように努めているそうだが、その中で従来のカラーリングカップを愛用している美容師の方から大きいカップへの要望があった。

「ご要望を詳しくお聞きすると、毛量が多いお客様やロングのお客様の全頭カラーや全頭ブリーチの場合、薬剤を大量に使用するため、現状の300mLカップでは1カップに入りきらないとのことでした。またカラー剤を混ぜる際にカラーミキサーをご使用されるサロンも多く、そういう場合、大量のカラー剤だと飛び散る恐れがあることもわかりました

 その後、様々な美容師の方に話を聞いたところ、同様の意見が多く集まった。しかし、サロンで使用するワゴンの大きさには限界があり、単純に従来品を一回り大きくすればいいという訳にもいかない。何度もモックアップを作成し、全体のサイズ感を変えずに容量を多くするための試行錯誤が行われたのだそう。

「従来品は底に向かってシェイプされているのですが、それをやや寸胴にし、またカップの底上げの部分を下げました」

 こうした見直しによって、従来品より直径はわずかに4mm広がったが、容量は300mLから500mLと1.5倍以上に増えた。しかし改良部分はこれだけではない。

「底面にはすべり止め効果の高いシリコーンゴムを使用しています。寸胴型にして底の円周が広くなったことと相まって、安定感が格段に進化しました。また特にこだわったのが、持ち手の部分です。中身がたくさん入るとカップも重くなりますが、アシスタントの方がカップを持ちながらヘルプ作業を行うことも想定し、カップを持つ際の角度とバランスが安定しやすいこと、さらに指先だけに負担が掛からないことを考え、持ち手を大きめで反った形状にしました。またカップのフチはカラー剤をしごきやすいように、一部直線部分も新設しています」

 また特許・意匠出願中という“動くスライドホルダー”もユニークだ。

「これはハケを倒さずホールドできる部品です。カップが大きくなるとハケを置いた時に不安定になりやすいのですが、こちらの部品によって、ハケが倒れてコーム部分に薬剤がつくのを防ぐことができるようにしました。可動式で使いやすい場所に動かすことができ、取り外しもできます」

 こちらのスライドホルダーにはレシピを挟むツメがついている。薬剤のレシピを付箋メモに書いてフチに貼るという使い方が多いと知り、そうしたメモをしっかり挟めるツメをつけたそうだ。


 





 

これまで“細部に、想いを。”をスローガンにモノづくりを行ってきたという二連木社長。そうしたこだわりが随所に詰まったこちらの新製品を一度手に取ってみると、その使いやすさに感動を覚える方も多いだろう。

取材協力:株式会社エバーメイト