ウエラ プロフェッショナル(ステファン・ガー社長)は、1月20日(木)に全国およそ80拠点を結んで、オンラインにて2022年方針説明会を行った。
オープニングは、ウエラスタジオ東京内を一人称視点のカメラがスタジオまで誘導し、随所で本日のプレゼンター達が出迎えてくれるという、楽しい映像で始まった。
まず冒頭で、ガー社長より「コロナ禍で世界的に厳しい状況の中、イルミナカラー、コレストンパーフェクト、システムプロフェッショナルの伸長により、国内は2021年の実績として、前年対比109%で推移した」と報告があった。
方針と施策については名倉 愛副代表が発表。「WELLA PROMISE ウエラからの約束」“INSPIRE STYLISTS, INSPIRE BUSINESS”のスローガンを2022年も継続しつつ、新たな取組テーマとして、「得意領域を高めて、高価値サービスをドライブさせる」ことを目的とした「サロン様と共に カラーフォロワーを創る」が掲げられた。
デザインカラーやプレミアムカラー(ブランド名でメニュー設定が可能なブランド)を行なっている顧客を「カラーフォロワー」、ヘアカラーはしているが、デザインカラーやプレミアムカラーをしていない顧客を「ネクストカラーフォロワー」と定義し、カラーを流行だけでなくもっと楽しむ“文化”にしていくために、「新製品」「教育」「サロンへの誘客」を通して、2022年はカラーフォロワー創りに取り組んでいくとした。
この背景には、若い世代や女性の間では、コロナ禍でもポジティブな機運が高まり、ヘアスタイルの変化を今まで以上に求めている消費者が増えていることがある。また、SNSなどで専門性を打ち出す美容師が、注目が集めていることを受け、スタイリストの得意領域を高めることに着目し、「ハイトーンカラー」「透明感カラー」「オトナカラー」の3つにフォーカスを当て活動する。
具体的には、「年間伴奏型サイクル」にて、新製品、教育、消費者へのメニュー認知向上によるサロンへの誘客を、年2回のサイクルで展開。
春夏は「#イメチェン色」。ヘアカラーでのイメチェン提案を武器に、お客様からの信頼関係を勝ち取り、カラーで指示されるスタイリストづくりをサポートする。
また、「伴奏型サポートプラン」として、インプットとアウトプットの場をつくり、オンライン、オフラインを効果的に活用し、さまざまな企画を通して、カラーフォロワー創りとその定着を目指す。
新商品として2022年3月、ILLUMINA COLORからは、琥珀の輝きをまとったモーブブラウン「アンバー」が発売。KOLESTON PERFECTからは、「新色とろみカラー」を発売。やわらかなパールの「/16 パール」、まろやかで赤みの深いピンクの「/56 カシス」。さらに、2022年秋にも新製品を予定している。
SYSTEM PROFESSIONALからは、2022年秋にヘアカラーを美しく持続させる「リピッドブースター」「リピッドブースタープラス」が発売予定。カラーデザインを楽しみ続けることができる素材美づくりとして、ヘアケアもサポート。
嶋 香緒里氏(SHIMA)のゲストトークセッションを挟んだ後、松原政寛副代表が営業方針を発表。年間施策に基づいて、サロンの収益率向上・流通の整備・デジタル戦略の推進、3つの活動方針を示した。
閉会の挨拶に立った長島好秀副代表は、高価値サロンサービスは、サロン活性のキーワードのひとつであり、サロン、代理店、ウエラが三位一体でサービスを共有し、追求することが大切。今後も代理店の皆様と共に、ウエラブランドの高価値と信頼を築いていきたいと、力強く語った。