“シスチン補充”バイカルテ導入で 安定した仕上がりの高単価メニューが可能に
バイカルテ/ホーユー

毛髪補修成分シスチンそのものを毛髪内部に補充し、毛髪を素髪のような質感へと導く「バイカルテ」。昨年10月に導入した『dú:c垂水店』店長の柏原拓弥さんに実感する経営メリットとメニュー化のポイントについてお聞きした。

繊細な技術が不要! 決断して即メニュー化
『dú:c垂水店』店長 柏原拓弥さん

かしわらたくや 1985年生まれ。2店舗を経て、2012年『dú:c』に入社。同グループの技術教育を統括し、2019年に本店である垂水店店長に就任。ショート&ボブのデザインに定評がある。

「バイカルテ」導入で実感する経営メリット
導入3か月で客単900円アップを実現

柏原さんは人時生産性を高めるため、時間があまりかからず高単価で打ち出せるメニューを探していた。そこで“これだ”と確信したのが「バイカルテ」だという。

「酸熱や酸性ストレートも検討しました。ただ、施術時間やスタッフ全員ができるかを考えた時に躊躇しました。そんな時にバイカルテと出会い、これだったら誰がやっても失敗しにくく、施術時間も長くないので(同店は約30分で提供)、導入を決めました」(柏原さん)

メニュー化したのは2021年の10月。価格は従来のシステムトリートメント150%アップの7,000~8,000円(税抜)で打ち出し、3か月後には約2割のお客様が利用。その結果、平均客単価が900円アップになったそうだ。

「ロイヤルカスタマーの半分が継続利用されている状況になっていますので、しっかりとメニューとして定着しました」

「バイカルテ」メニュー化のポイント
超音波アイロンと組み合わせて特別感を演出

『dú:c』では、「バイカルテ」を使用する際、超音波アイロンを組み合わせてメニューを提供している。

「“髪質改善”をうたいたいので、組み合わせることで特別感を出せるのと、そうすることでより効果感が高まるという検証データのもと、そのようにしました。浸透促進をはかるためにバイカルテに超音波アイロンも使用しても重くならないので、そこも失敗しにくいという意味でメリットです」

熱を使ったアイロンでないため、5分ほどでアイロン工程が終わり、熱による失敗がないというのもメリットだという。

dú:cが展開する「バイカルテ」使用メニュー

『デューク』ではサロン独自に「バイカルテ」のポップを作成し、メニューをアピール。サロンメニューでは“髪質改善”を、ホームケア製品では“贅沢な香り”を強く打ち出している。

「バイカルテ」ホームケア提案
香りが好評で物販全体の17%を占めるまでに

「バイカルテ」ホームケア製品の売上は、導入後3か月で約110万円。物販売上の約17%を占めたのだという。

「メニュー体験者は“髪がより扱いやすくなった”という評価なのですが、体験者だけではそれだけの売上になりません。それだけの売上を達成できた理由は、通常のシャンプーにバイカルテを使用したからなんですね。その時にお客様が“香り”に反応するんです。それが店販につながっています」

ホームケア製品がきっかけとなり、「バイカルテ」のサロンメニューを利用されるお客様もいらっしゃるとのこと。

「バイカルテ」ホームケア製品

髪質で選ぶ「リペアシャンプー」2 品、仕上がり感で選ぶ「セラムトリートメント」2 品、質感で選ぶ「アウトバスエッセンス」2 品を用意している。

シスチン補充「バイカルテ」+超音波アイロン施術例
重くなり過ぎず素髪のようなしなやかな質感に

シャンプー後に5剤式でケアを行う「バイカルテ」。『デューク』では、1~3剤で行うシスチンの補充と定着の後にさらなる浸透促進を目的に超音波アイロンを使用し、4~5剤によるケアを行う。超音波アイロンの同時使用により、ケアの持続性がより高まるのだという。

Before

After

「バイカルテ」+超音波アイロン プロセス

施術時間の目安は30分

1剤~アイロンはセット面で行い特別感を演出

①ベース作り/「リペアシャンプー」でコルテックスを補修、キューティクルを整えながら洗浄。サロンケアのベースを整える。

②浸透準備/1剤の「CBミスト」を塗布。補修成分を浸透しやすくする。

③シスチン補充/シスチンを配合した「CYSパウダー」と「CYSリキッド」を用事調整し、2剤を準備。プッシュし泡を取り出す。

④シスチン補充/取り出した泡を、ダメージした部分を中心にまんべんなくたっぷりと塗布し、コーミングを行う。

⑤シスチン定着/3剤の「CFクリーム」を重ね付けし、酸により補充したシスチンを毛髪に定着させていく。

⑥超音波アイロン/浸透促進を狙うために、超音波アイロンによるスルーを全体に行う。全体のアイロンスルーを5分程度で行いその後、水洗。

⑦CMC補修/シャンプー台で水洗後、4剤の「CRフォーム」をまんべんなく塗布し、CMCを補修。

⑧キューティクル補修/5剤の「CCクリーム」を重ね付けし、キューティクルを補修。その後、水洗。

⑨アウトバス/ドライ前に「エッセンスミルク」を塗布。ドライヤーの熱から髪を守る。

「バイカルテ」サロンケア製品

5ステップのシステムトリートメント。最大の特長は、アルカリ性領域で溶かしたシスチンを弱酸性領域で不溶性にする技術が使われていること。この技術により、毛髪内部にシスチンをダイレクトに補充し、ケアの持続性が高められている。

ホーユー株式会社 プロフェッショナルカンパニー
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