毛髪の結晶構造の“修復”方法を解明!
『コアミー リペアティブ』プレスセミナー/アリミノ

アリミノ(田尾大介社長)は、大人のヘアケアシリーズ『コアミー』から10月5日に発売される『リペアティブ』のプレスセミナーをオンラインで開催した。『リペアティブ』の発売により、コアミーシリーズは全7ラインが揃い、成分やテクノロジーといったサイエンスを主軸にした今回のセミナーからも、コアミーシリーズへへかける同社の意気込みが伺える。

大人女性をターゲットとするコアミーシリーズ。髪の変化が気になり始めた40代~50代向けの『コアミー』、髪悩みが増えてきた50代以上向けの『フィナジー』。そして今回登場する『リペアティブ』は、エイジング毛+ハイダメージ毛という複合的な髪の傷みが気になる30代~40代の大人女性にアプローチする。

ここで言う“複合ダメージ”とは、エイジングによるダメージ毛に加え、ブリーチやアイロンなど日頃の美容習慣によるダメージもプラスされた深刻なダメージのこと。複合ダメージした髪は、髪内部のタンパク質構造が壊れているため、「外側から補修」するだけの従来のケアでは根本的な解決には繋がらなかったが、今回登場した『リペアティブ』は、アリミノ独自の複合体成分「選択型グリシンベタインコンプレックス」を用いることで、これまで不可能とされてきた髪の芯(α-ヘリックス)の“修復”を可能にした。

「選択型グリシンベタインコンプレックス」とは、マングローブや海藻に含まれるグリシンベタインと2種類の浸透剤を配合したアリミノ独自の成分で、「親水性浸透剤」は油分が無くなったハイダメージ部分に、「疎水性浸透剤」は比較的油分が残ったロー~ミドルダメージ部分にそれぞれ浸透を促進する。「選択型グリシンベタインコンプレックス」では、「疎水性浸透剤」の配合を多くすることで、ダメージ度合いが強いほど高浸透(ダメージ部分を見極めて浸透)し、ダメージムラのある髪を均一な状態に“修復”する。ちなみに「グリシンベタイン」は、テンサイから砂糖を作り出す過程で出る廃棄物をアップサイクルしたもの。

らせん状の髪の芯(αヘリックス)は、健康毛では規則正しく並んで“結晶”の状態になっているが、ダメージを受けるとぐちゃぐちゃになり、余分な水分が吸着してしまう。アミノ酸の成分「グリシンベタイン」は、強力に水を引き寄せる力があるため、この働きを応用して余分な水分を取り除き、髪の芯を“結晶”の状態に戻す。

なお、エイジングダメージをケアする成分としては、コアミーシリーズ共通の「ヘリックスショット」が配合されている。エイジングによる髪の変化の要因は、αヘリックスの不安定化と、髪密度の低下である。「ヘリックスショット」は毛髪内で網目状に架橋構造をつくり、マトリックスの代わりに髪内部を支えながら空洞を埋める糖誘導体と、水分を取り込みながら糖誘導体のすきまを埋めるアミノ酸誘導体(プロリン誘導体)からできている。

『コアミー リペアティブ』のラインナップは、土台をつくるサロンケアと、サロンケアの効果を維持するホー・アウトバストリートメントの3タイプのホームケアは、アルカリ処理によって失われた油分を補給する「CD(ケミカルダメージケア)」と、熱によって失われた水分を補給する「HD(ヒートダメージケア)」の2ラインが揃う。