山野学苑 山野美容専門学校(山野愛子ジェーン理事長・校長)の「山野祭」が10月1日、都内代々木の同校で開催された。感染予防対策のため予定されていた飲食の出店は急遽中止となったものの、3年振りの学園祭とあって校内には終日学生たちの笑顔がはじけていた。
“復活 山野祭”のテーマで開催された今年の学園祭では、山野ホールと各教室を使って様々なイベントやワークショップ、展示等が行われた。午前9時半からホールで行われた開会式でははじめに総合司会の学生が「感染対策をしっかり守って皆で盛り上げていきましょう」と呼びかけたのに続いて山野愛子ジェーン理事長・校長は「3年振りにようやく学園祭が復活しました。今日はこれまで以上に多くの出会いを作って目一杯楽しんでください」と挨拶した。
開会式の後ホールでは「YAMABIダンスチーム」によるパフォーマンスステージが披露され、30名以上の部員が次々に登場してスピード感溢れるキレキレの踊りを見せた。特に2年生の部員たちにとってはこの日がラストステージとあって、皆悔いのないダンスを楽しんでいた。
また、「YAMANOスチューデンツ・ビューティーアワード 2022」にはソロやペアなど20組が出場して、司会者の質問に答えながらファッションコーディネートのポイントや趣味、チャームポイントなどを自己アピール。「これから頑張りたいことは」の質問に「国家試験対策」「遅刻や欠席を減らす」「肌の白さをキープ(男子学生)」、また「自慢出来ることは」の質問には「天皇陛下の前でダンスをしたこと」「横浜スタジアムのバイトで15㎏のビアタンクを背負い客席の階段を走り回っている」(いずれも女子学生)等のアピールが紹介され会場を沸かせた。これまでの勉強成果を披露する学生ショーには、オープンキャンパスのために結成されたというチームが出場して「ウェザー」をテーマに当日のステージを再現。クリエイティブなヘアやメイクを施した作品6点を紹介した。この他、同校卒業生の雨宮大晟さん(71期)がメンバーだという男性アイドルグループVOYZ BOYのステージも、客席にペンライトが舞うほどの盛り上がりを見せていた。ホールでは午後もダンスやバンド、カラオケ紅白など盛り沢山のイベントが繰り広げられた。
いっぽう、各教室では自分だけのアロマグッズやヘアアクセサリーづくりにチャレンジする体験コーナー、ネイルアートやエクステ、ヘアアレンジ等を格安料金で施術してもらえるサロンも開設され、普段のサロンとは一味違った美容体験を子供と一緒になって楽しむ若い母親などの姿が多数見られた。なお、この日の学園祭で得られた収益金はすべて義援金として毎日新聞東京社会事業団を通じて被災地へ寄付された。
オープニングで挨拶する山野愛子ジェーン理事長・校長
YAMABIダンスチームによるパフォーマンス
YAMANOスチューデンツ・ビューティアワード 2022の出演者たち
学生ショーのもよう
決めポーズで盛り上がったコスプレ大賞
VOYZ BOYによるステージ
ネイルの体験コーナーには多くのお客様が詰めかけた
メンズのエクステ体験ブースも人気だった
取材:小牧 洋