去る10月17日(月)、東京都港区にあるホテルオークラ東京(平安の間)において、滝川株式会社により「滝川株式会社前会長 故滝川晃一氏の三回忌法要」および、「故滝川晃一氏の胸像除幕式」が、業界関係者約300人列席のもと、開催された。
コロナ渦、ご自分の体調を察し、自ら入院。その後、御家族、社員の願いも届かないまま天に召され、はや2年。滝川株式会社前会長 滝川晃一氏の存在が、この世から失われたとは誰もが未だ信じられないまま迎えた三回忌の法要だ。
「旭日小授章」受章時、満面の笑みで写された記念写真のお姿に迎えられ、白いカーネーションを各自献花、祭壇には薄紫と白の美しい花々に囲まれた故人のご生前のおおらかな御遺影が飾られ、各々の思いを胸に手を合わせた。
着席後、両サイドのスクリーンに故滝川晃一前会長の映像が音声を伴い映し出され、懐かしいスライドが続く。過去の催事の故人冒頭挨拶を使用した映像は、まるで、亡き氏が今、会場でご挨拶なさっているような感覚にとらわれ、全員が胸を熱くした。
滝川株式会社滝川睦子会長兼社長が「会長は常に、正しいことを正しく行っていくこと。何か悩んだ時は、損得ではなく、それが良いことか悪いことかで判断していくようにと話していました。会長は、皆様にお支え頂いて、業界で今日まで長く生きて来られたことに感謝し、私や、社員にその思いを託してくれました。これからも亡き会長の教えを胸に社員と共に歩んでいこうと思います。」と、挨拶をした。
続き、前参議院議長、参議院議員 山東昭子氏、日本理美容教育センター理事長 谷本穎昭氏、全国美容用品商業協同組合連合会理事長 菊地浩一氏(株式会社菊地 代表取締役社長)が、来賓の挨拶をした。ご来席の議員、各団体トップの皆様のお名前をご紹介、日本エステティック機構理事長 福士政広氏による献杯後、各テーブルで故人の思い出を語りながらの会食に移る。
日本ネイリスト協会理事長 仲宗根幸子氏、東京理美容品卸商業協同組合理事長 竹鼻実樹氏(株式会社菊星代表取締役社長)、美協組ヘアデザイン協会理事長 、今回の全国美容週間実行委員長選任委員会委員長の横田敏一氏(株式会社ビューティ横田代表取締役社長)、TISA運営委員会委員長 岩田一良氏(株式会社東和ホールディングス代表取締役)が、テーブルスピーチを行った。
続いて、滝川株式会社と共に歩むメーカーの集まりである『フイッシャー友の会』からの申し出で寄贈された胸像の除幕式に移る。山東昭子氏(前参議院議長)の書による正面の銘板、胸像の横には「今日の理美容業界の発展、並びにエステティック、ネイル産業の創生・発展に尽くされた偉大な功績を讃え、その遺徳を崇敬し、この胸像を贈ります。令和四年十月十七日 フイッシャー友の会」と記されていた。
「フイッシャー友の会」代表幹事の田尾大介氏(株式会社アリミノ代表取締役)が、挨拶に立ち、富山県高岡市在住の彫刻家田畑功氏に制作をお願いするまでの経緯等を披露した。胸像は、株式会社滝川本社の一階ロビーに、創業者滝川昴・春子夫妻の胸像と共に鎮座される。
和やかに、思い出深く行われた三回忌の最後に、再度、滝川睦子会長兼社長が滝川裕史副社長、森伸行副社長と共にお礼の挨拶を述べた。
故滝川晃一前会長の御礼の挨拶映像がスクリーンに映し出され、300人それぞれの思い出を胸に、会場を後にした。
返礼として渡された故滝川晃一前会長のご著書『一万二千三百六十三日』と、広島の銘酒。そのラベルには、氏が毛筆で書いた「夢」という文字と、その横に「夢は見るものでは無い。夢は実現するための道しるべである。」という言葉が印刷されており、故人の生涯の姿勢を物語っていた。
ご生前の数々のご偉業に対し敬意払うと共に、美容・エステティック・ネイル他、多くの業界にご尽力なさった。故人の並々ならぬ深い思いに感謝し、改めて、御戒名「輝山院旭應晃誉大居士」となられた滝川株式会社前会長 故滝川晃一氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌
会場入り口には、旭日小授章受章時の写真
薄紫と白の美しい花々に囲まれた祭壇
白いカーネーションで献花
会場の様子
スクリーンに故滝川晃一前会長の映像が音声を伴い映し出された
挨拶する滝川睦子会長兼社長
『フイッシャー友の会』からの申し出で寄贈された胸像の除幕式
故滝川晃一前会長の胸像
滝川睦子会長兼社長が滝川裕史副社長、森伸行副社長と共にお礼の挨拶を述べた