エルコムデータシステム(坂井秀徳代表取締役社長)は、9月3日(月)大阪市北区のグランフロント大阪において、第39回エルコム ビューティネットワークセミナー“SHIFT to 美容道”~「美容の正道」に立ち返るのは「いま」~を開催した。
顧客の高齢化と客数の減少。若い労働力の枯渇。サロン経営の二極化の進行。今、美容業界を取り巻く環境は大きく変化を遂げている。今こそ真面目に高品質の技術サービスを永続的に提供できるサロンだけが生き残るとしている。そこで高収益・5時まで美容室アカデミー代表・井上信子氏と、ヴィサージュクリエーション代表・白坂春光氏を講師に迎え経営セミナーを開催した。
はじめに講演に立った井上氏は、兵庫県宝塚市でサロン経営を行っており、自らスタイリストとして顧客単価18,000円。月個人売上300万円を実現している繁盛店のオーナー。その経営手腕をもとに講演は進められた。まとめでは、新規顧客よりリピーター=生涯顧客づくり。自分を磨き、また会いたい人物になる。上位20%の顧客に絞る(20-80の法則)。3つのカウンセリングシーン。責任を持って生涯顧客を育てる。白髪染めのお客様に次回予約提案。技術の勉強と経営の勉強をともに行うことの重要性を示した。
続いて白坂氏は、故石渡潔氏の後継者として美容技術のレベルアップに貢献しながら、銀座、青山を含め24店舗のサロンを経営。美容道を極めながら、“100年続く企業”を目指す経営の在り方を伝えた。