「REAL AND FUTURE」をテーマに250名が技を競うグラチャンは岡崎虎大氏

HSA協会（児玉利明会長）は9月25日、都内中野区のなかのZEROホールで「第40回HSAグランドフェスティバル（島田朋之実行委員長）」を開催した。昨年はコロナ禍の影響で規模を縮小、表彰式もリモート形式となった同フェスだが、今年は出場選手数も増やし「REAL AND FUTURE」をテーマに“今と未来”を感じさせる作品づくりに挑戦した。その結果、メンズ＆レディス（モデル）部門で優勝した岡崎虎大氏（KODAMA）がグランドチャンピオンに選ばれた。

競技は児玉充浩副会長による開会宣言でスタート。学生、一般のワインディングのほかマネキンを使用してのジオメトリック、メンズ＆レディス部門やモデルによるメンズ＆レディスなど多彩な種目が行われ、約250名の若手技術者や学生が日頃の勉強成果を競った。作品は技術審査員のほか、特別審査委員の北原義紀（SORA）、芦澤洋行（mailo）、加藤孝子（ROOTS）、鈴木朋弥（AYOMOT）、小林誠（book hair make）、鈴木佳人（ONE’S）氏らによって審査された。

全競技終了後の午後4時過ぎから行われた表彰式では、はじめに飯村八一審査委員長による講評があり、続いて児玉会長が「40回という節目の大会を盛大に開催することが出来た。今大会のテーマのように我々の仕事はリアルそのもの。ズームでは気持ちの良いシャンプーは提供することが出来ない。皆さんも、我々の商売ではリアルの追及が常に求められるということを肝に銘じてください。技術と感性の研鑽にはコンクールが一番なので、来年は更に皆さんが成長できるような大会を目指します」と挨拶した。このほか、来賓を代表して（株）ウエルストンの森伸行社長、国際文化理容美容専門学校渋谷校の大澤克喜教務部長が「多くの人が集まる場で自分の実力を試すことを積み重ねることが明るい未来につながる（森氏）」「学校の中だけでなくこういう所でプロの先輩たちの仕事ぶりを見ることは貴重な体験（大澤氏）」とそれぞれ選手を励ました。

〈メンズ＆レディススタイルモデル部門（HSA杯）〉

▼グランドチャンピオン＝岡崎虎大（KODAMA）▼2位＝里村美萌（C.P.H）▼3位＝浦田悠真（HAS札幌）▼特別審査委員賞（鈴木朋弥賞、加藤孝子賞、北原義紀賞）＝岡崎虎大▼同（芦澤洋行賞）＝高田大秀（hair141）

〈メンズ＆レディススタイルマネキン部門(ウエルストン杯)〉

▼チャンピオン＝佐藤竜希（国際文化渋谷職員）▼2位＝高橋輝真（hair141）▼3位＝渡辺脩太（C.P.H）▼敢闘賞＝新名樹斗（hair141）、渡邉樹美（hair141）、松永信人（HAS熊本）▼特別審査委員賞（小林誠賞）＝渡邉樹美、同（鈴木佳人賞）＝新名樹斗

〈ジオメトリック部門（滝川杯）〉

▼チャンピオン＝瀧下克俊（国際文化国分寺職員）▼2位＝木村幹（C.P.H）▼3位＝関英伽（STUDIO4H）

〈ワインディング一般の部〉

▼チャンピオン＝新妻未菜（国際文化渋谷）▼2位＝小林鮎奈（国際文化国分寺）▼3位＝和野美咲（国際文化国分寺）▼敢闘賞＝松崎沙織（国際文化渋谷）

〈学生メンズスタイル部門（タカラベルモント杯）〉

▼チャンピオン＝渡邉能得（国際文化渋谷）▼2位＝上野峻典（国際文化渋谷）▼3位＝野末一蔵（国際理容美容）▼敢闘賞＝奥山流瑛（国際理容美容）、山中琴恵（国際理容美容）、永井景梧（国際理容美容）

〈学生レディススタイル部門（きくや美粧堂杯）〉

▼チャンピオン＝鈴木美穂（国際文化国分寺）▼2位＝吉田理那（国際文化国分寺）▼3位＝粕谷真之音（国際文化国分寺）