日本美容専門学校(阿部博人校長)は10月3日、東京・墨田区のすみだトリフォニーホールにて恒例の「日美特別授業/芸術鑑賞教室」を開催した。
同校は毎年授業の一貫として、学生たちにクラシック音楽や世界の芸術に触れて感性を磨いてもらうため「特別授業」を行なっている。
今年は、国内外で活躍する中田延亮氏が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団を5年ぶりに迎え、艶やかな歌声と豊かな表現力が魅力のメゾ・ソプラノ歌手、秋元悠希氏によるコンサートを開催。さらにクラシック音楽評論家の紺野 等氏が司会を勤め、前半はオペラ、後半は交響曲の2部構成で行われた。
冒頭の挨拶で網蔵糸乃理事長は、「技術は練習すれば誰でも上手になる。でもその先の美の実践者として活躍するには、デザイン力やコミュニケーション力が大切になり、それらを磨くには感性が重要となる。この特別授業は一流の音楽家たちの音楽を直接、肌で感じることができる贅沢な機会なので、最後まで楽しんでください」と学生たちに向けて語った。
また、今回プロデュースも行った紺野氏は、「楽譜というマニュアルだけでは完成しない、現実の演奏を聞いて “ Sense of Wonder = ドキドキする心 ” をつかみ取っていただきたい」と語った。